SubRip+日本語化 : 字幕付きDVDから字幕を読み取りテキストに保存
「SubRip」は、映画などの字幕入りDVDビデオから字幕部分を抽出し、テキストデータに変換(置換)して、*.sub, *.txt, *.srtなどの字幕ファイルとして作成することができる字幕編集用フリーソフトです。
「SubRip」はインストール不要の単体で起動できるソフトウェアで、DVDビデオに記録されている日本語や英語といった字幕データから必要な言語を選択して読み取り、ユーザが1文字あるいは複数の文字列について意味するテキスト文字(言語)を割り当てることによってaviやmkvなどのムービーコンテナフォーマットに組み込みも可能な字幕テキストファイルとして出力することができます。
また、字幕データが埋め込まれたAVIファイルからも字幕テキストをリッピングできます(ただし、英語字幕のみ)。
ダウンロードおよび日本語化ファイルは以下。
「SubRip」の基本的な使い方は、まずは「ファイル」メニューの”VOBを開く”またはVobボタンを実行し、字幕の抽出画面を表示させます。
「IFOを開く」または「フォルダを開く」からDVDビデオディスクがセットされている「VIDEO_TS」フォルダ内のIFOファイルまたはVOBファイルを選択すると、初期状態では自動的に字幕が表示される動画ファイル(VOB)全てが抽出対象としてチェックされて表示されます。
字幕言語選択にて、作成したい字幕言語をDVDから読み取った字幕カテゴリの中から選択します。
通常はそのまま「開始」ボタンを実行して字幕の解析、テキスト化の処理に移りますが、目的に応じて字幕ファイルをビットマップやSUPという字幕フォーマットとして出力したい場合は、”アクション”から出力対象をテキスト以外のものにチェックをします。
あとは、選択したDVDデータ(VOB, IFO)の対象とする字幕言語イメージをSubRipが読み取り、ユーザがテキストに変換する作業を行います。
英語字幕で抽出(テキスト化)する場合は、基本は大文字と小文字のアルファベットと記号のみの認識になるため、最初は逐一アルファベットをタイピングしてSubRipに覚えこませる必要がありますが、徐々にタイピングする必要がなくなり、高速で字幕のテキスト化処理が進みます。
一度タイピングした文字は、キャラクタマトリクス(文字マトリクス)ファイルとして保存しておこくことで、以後の字幕テキスト変換作業でも以前の認識に基づいてテキスト化を行うため、字幕変換が飛躍的に効率化できます。
日本語字幕の場合は、ひらがな、カタカタ、漢字、半角、全角などアルファベットに比べて膨大な情報量が必要となるため、英語字幕のテキスト化に比べてかなりの作業時間を必要とします。
日本語の場合は、SubRipが1文字の境界の認識が本来の日本語とはずれる場合があります。
その場合は、変換・置換作業において「>>」ボタンで1文字としての範囲を広げることで正しい変換作業が可能となります。
- DVDビデオから字幕データを読み取り、字幕をテキスト、またはビットマップに保存
- 各種字幕ファイルテキスト&画像フォーマットに対応
(ttxt, dks, sub, txt, scr, mpl, pjs, psb, ssa, tts, vsf, zeg) - 32種類の言語に対応
- 変換した文字は独自のキャラクタマトリクスデータ(字幕とテキストの対応表)として保存でき、以後の作業の効率化が可能
- 字幕化範囲の選択(時間)
- 拡張OCRセットアップ
- 字幕が埋め込まれたAVIムービーファイルからの字幕の読み取りとテキスト化
- 1文字ずつのテキスト変換、または文章全体のテキスト変換
(以後の変換作業の効率化のためには、1文字ずつのテキスト変換作業が望ましい)
- Windows All
SubRip日本語化ファイルのダウンロード
上記zipアーカイブファイルをダウンロードして解凍後、SubRipの「Lang」フォルダ内にコピーし、”Options”→”Languages”から”Japanese”を選択して日本語化できます。
※一部日本語化していない部分があります。
2009/04/22 at 20:38:43
文字マトリクス iru onegai