遺体不明の夫婦、身元確認 地震被災「白糸の滝」で昨年6月14日の岩手・宮城内陸地震で、夫婦が行方不明になった宮城県栗原市花山地区の「白糸の滝」つり橋付近を捜索していた栗原市や県警は9日、土砂の中から男女の2遺体を見つけた。 築館署は2遺体を収容、身元を行方不明だった仙台市泉区の森正弘さん=不明当時(61)、妻洋子さん=同(58)=と確認した。地震の死者は15人、行方不明8人になった。 栗原市や県警によると、午前11時15分ごろ、土砂を掘削中に男性の遺体を発見。午後1時50分ごろにはすぐそばで女性の遺体が見つかった。正弘さんと洋子さんの運転免許証が着衣などから見つかり、県警は歯型や指輪、携帯電話などの所持品から2人と断定した。 県警によると、2人は折り重なるような形で見つかった。遺体と対面した正弘さんの姉伊藤千秋さん(66)は「2人に『お帰りなさい』と声を掛けた。危険を冒して捜索してくれた人にお礼を言いたい」と声を詰まらせた。 【共同通信】 |
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