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自民が新防衛大綱で巡航ミサイル保有を提言 「先制攻撃せず」
自民党は9日、国防関係合同部会を開き、政府が今年末に予定する新「防衛計画の大綱」(2010〜14年度)の閣議決定に向けた提言を了承した。北朝鮮の核実験や長距離弾道ミサイル発射を受け巡航ミサイルなどによる「敵ミサイル基地攻撃能力保有」を求めた。
ただ、周辺国の懸念に配慮し、国防部会小委員会での合意内容にはなかった「予防的先制攻撃は行わない」との文言を追加。日本を攻撃する相手国の能力と意図が明白にならない限り敵基地攻撃はしないと、専守防衛の趣旨を強調する意図だ。
集団的自衛権行使を禁じる政府の憲法解釈については、国会の同意を得て見直すべきだとした。
提言は近く麻生太郎首相や浜田靖一防衛相に手渡される予定だが、浜田氏は9日の記者会見で提言について「勇ましい話だが、慎重に取り扱いたい」と述べた。
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