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双竜自、労組員同士の対立へ

労組が交渉案拒否

 双竜自動車労組が8日、「ストライキを撤回すれば整理解雇を留保する」という会社側の交渉案を拒否した。

 一方、整理解雇対象に含まれず、会社側に残った労組員2600人余りは、「ストライキを中断させてでも会社を存続させるべきだ」と要求し、「労労対立」の様相を呈してきた。

 先月22日から平沢工場を占拠、ストライキに突入した双竜自労組員900人余りはこの日記者会見を行い、今月6日に会社側が示した仲裁案について、「ストライキを中止するためには、整理解雇の猶予ではなく、撤回を先行すべきだ」として拒否の意思を表明した。

 会社側は今月2日、整理解雇対象者1056人に対し解雇を通告、このうち80人が5日までに希望退職を申請したため、整理解雇対象者は976人となっている。

 会社残留が決まった生産職の労組員と事務職など1000人余りはこの日、平沢工場の裏門前でストライキの撤回を主張、「双竜自正常化要求決議大会」を開いた。また、ストを行っている900人余りを除く双竜自全職員4600人余りは10日午前、平沢公設運動場に集まり、「生存のための総力決議大会」を開き、平沢工場への立ち入りを試みる予定だ。

崔源錫(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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