「北は狂気」「力ずくで救出を」中国サイト、米記者判決で反発
6月9日10時8分配信 産経新聞
【北京=矢板明夫】北朝鮮の裁判所が米国の女性記者2人に12年の労働教化刑を言い渡したというニュースが、中国国内で波紋を広げている。中国系米国人が含まれているためで、「判決は中国への嫌がらせ」「力ずくでも救出すべきだ」といった書き込みがインターネットのサイトに寄せられている。
大手ポータルサイト、新浪では、このニュースがアップされたあと、半日で約5000件の書き込みが殺到した。北朝鮮を支持する意見も一部にあるものの、「判決は重すぎ、理不尽」と、北朝鮮の措置に反発するものが多かった。
中国系のローラ・リン記者に対する関心は特に高く、その生い立ちや米国で暮らす両親など家族の状況を詳しく紹介する文章も見られた。「米国籍とはいえ私たちの同胞だ。何もしなければ中国が世界中に笑われる」と中国政府に北朝鮮との交渉を促す意見もあり、北朝鮮を「狂気の国家」と批判し、「次に朝鮮戦争が起こったとき、中国は義勇軍を送って米軍と一緒に戦う」といった過激な意見も寄せられた。
建前上、北朝鮮は中国にとって友好国であり、ネット上に書き込まれた北朝鮮への批判は、中国当局によってすぐに削除されることがほとんどだが、今回はそのまま放置されているようだ。中国政府がこれにより、核実験などを強行する北朝鮮の最近の“暴走”に対し、不快感を表している可能性もある。
【関連記事】
・ 北で拘束の米国女性記者2人に労働教化12年 「朝鮮民族敵対罪」
・ 記者2人有罪 朝鮮中央通信の報道全文
・ 三男・正雲氏の性格は父親似で豪快 体形も似る
・ 金正男氏の側近ら粛清 「正雲体制」づくり急ピッチ
・ 「全面戦争は時間の問題」 北朝鮮紙、韓国に警告
大手ポータルサイト、新浪では、このニュースがアップされたあと、半日で約5000件の書き込みが殺到した。北朝鮮を支持する意見も一部にあるものの、「判決は重すぎ、理不尽」と、北朝鮮の措置に反発するものが多かった。
中国系のローラ・リン記者に対する関心は特に高く、その生い立ちや米国で暮らす両親など家族の状況を詳しく紹介する文章も見られた。「米国籍とはいえ私たちの同胞だ。何もしなければ中国が世界中に笑われる」と中国政府に北朝鮮との交渉を促す意見もあり、北朝鮮を「狂気の国家」と批判し、「次に朝鮮戦争が起こったとき、中国は義勇軍を送って米軍と一緒に戦う」といった過激な意見も寄せられた。
建前上、北朝鮮は中国にとって友好国であり、ネット上に書き込まれた北朝鮮への批判は、中国当局によってすぐに削除されることがほとんどだが、今回はそのまま放置されているようだ。中国政府がこれにより、核実験などを強行する北朝鮮の最近の“暴走”に対し、不快感を表している可能性もある。
【関連記事】
・ 北で拘束の米国女性記者2人に労働教化12年 「朝鮮民族敵対罪」
・ 記者2人有罪 朝鮮中央通信の報道全文
・ 三男・正雲氏の性格は父親似で豪快 体形も似る
・ 金正男氏の側近ら粛清 「正雲体制」づくり急ピッチ
・ 「全面戦争は時間の問題」 北朝鮮紙、韓国に警告
最終更新:6月9日10時8分
Yahoo!ニュース関連記事
- 中国波紋「判決は理不尽」 北朝鮮、米女性記者2人に12年の労働教化刑(産経新聞) 6月 9日15時38分
- 「北は狂気」「力ずくで救出を」中国サイト、米記者判決で反発(産経新聞) 6月 9日10時 8分
ソーシャルブックマークへ投稿 2件
関連トピックス
主なニュースサイトで 北朝鮮のアメリカ人記者拘束 の記事を読む
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます
- 私学助成削減で公立へ殺到? 大阪府、学校選択の動向調査を計画(産経新聞) 15時5分
- 小向美奈子が劇場に到着 周辺はパニックに[photo](産経新聞) 5日(金)17時39分
- 林野庁「緑のオーナー」で損害受けた…出資者75人集団提訴(読売新聞) 5日(金)17時52分