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時評コラム

猪瀬直樹の「眼からウロコ」

日本のすぐ近くにあった「ドバイ」を見る

先端バイオ、ITなどで高度情報化都市を目指す松島地区

 IFEZ内の3地区は、それぞれ次のような特徴を持っている。

 2014年に完成予定の松島地区は、国際業務、知識基盤産業を目的とする。国際業務団地、知識情報産業団地、先端バイオ団地、ITクラスター、国際学術研究団地、仁川新港(34船席)などが建設中だ。ランドマークとなる151階建ての仁川タワーも計画されており、まるでドバイだ。松島地区は東京のお台場を10倍ぐらい大きくした風景だと思えばよい。

靄がかかる松島地区の高層ビル。ここはIFEZの中でも国際業務、知識基盤産業の中心地となる
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 2009年8月7日から10月25日まで、松島地区をメイン会場にした都市博覧会「Global Fair & Festival 2009 Incheon, Korea」が開催される。

 永宗地区は、空港支援、港湾物流、国際観光を目的とする。2020年に完成予定で、計画人口は17万人だ。自由貿易地域、物流・先端産業団地、住居団地、龍遊・舞衣観光団地、雲北複合レジャー団地、永宗ハヌル都市などが建設中である。

 青蘿地区は、国際金融、先端レジャーを目的とする。2020年に完成予定で、計画人口は9万人となっている。国際金融業務、外国人住居団地、スポーツ・レジャー、R&Dおよび先端産業団地、IHP(仁川ハイテクパーク)、ロボットランド(ロボットのテーマパーク)などが建設中である。

 これら3地区で50万人規模の新しい世界が生まれるのだ。

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