新型インフルエンザの集団感染で、福岡市が最初の感染者を発表した1週間以上前に医師から集団感染の兆候を報告されていたにも関わらず、適切に対応していなかったことが分かりました。
福岡市が、最初に「新型インフルエンザの感染を確認した」と発表したのは今月6日です。
しかし、複数の医療機関によりますと、感染が確認された同じ板付校区内で、先月末から簡易検査で「陽性」と診断され、新型インフルエンザが疑われる小中学生や成人が相次いでいたことが分かりました。
複数の医師が再三、市の保健所に詳しい検査を要請しましたが、市は検査を行いませんでした。医師の間からは「市の初動ミス」と批判の声があがっています。(09日18:03)