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北朝鮮タンクローリー不正輸出事件 メールで北の商社から直接受注
京都府舞鶴市の業者が北朝鮮にタンクローリーを不正輸出したとされる事件で、外為法違反(無許可輸出)容疑で逮捕された中古車販売会社社長、鄭麟采(チョン・リンチェ)容疑者(50)が、北朝鮮の商社から直接メールで受注していたことが19日、関係者の話でわかった。鄭容疑者はかつて、米国で中古車販売会社を経営していたことも判明。兵庫県警外事課は、鄭容疑者が米国時代も含め長年にわたり北朝鮮とのパイプを築いてきたとみて、全容解明を目指す。
関係者などによると、鄭容疑者は数年前、米国内で中古車販売会社を設立し、大阪府内にその支店を構えていた。その後、平成18年には、舞鶴市内に自身の日本名と同じ「株式会社盛田忠雄」を設立した。法人登記によると、業務内容は中古車やバイクのほか日用雑貨や海産物の輸出入などで、北朝鮮産のマツタケの輸入も手がけていたという。
鄭容疑者は北朝鮮・平壌の朝鮮人民軍直轄とみられる「朝鮮白虎7貿易会社」から、メールでタンクローリー2台の輸出を受注。中国の貿易会社や、韓国を経由して輸出を図っており、県警は鄭容疑者が米国や日本国内で開業した理由を聴くとともに、北朝鮮と関係を深めた経緯も調べる。
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