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6月9日(火)放送予定
虎は良くても鷹はダメ?
〜常用漢字大論争〜
学校教育で教えたり、行政・マスコミなどで使える漢字「常用漢字」。その27年ぶりの大改訂が行われている。背景には、パソコンの普及で「鬱」など「書けないけれど使える字」の増加がある。しかし議論は市民を巻き込んで過熱している。教育関係者は今の若者の「感字」的な誤字脱字(不安→木案)をあげ、手書きの大切さを主張。一方で、作家や言語学者は、制限すると逆に誤用が多発すると反論する。例えば「憮然」は本来「心をなくす状態→呆然とする」という意味だが、「ぶ然」とひらがなで教えることで「むっとする」と勘違いしてしまうと訴える。常用漢字は増やすべきなのか?そもそも制限するべきか?来年春の改訂に向けて進む議論を通じ、電脳社会のなかで揺れる漢字文化のありようを考える。
(NO.2747)
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