レプユニ、マスコット、弁当…岩隈グッズ絶好調

岩隈投手のプロデュースグッズのコーナーは、ゴールデンウイーク中もにぎわった=3日、Kスタ宮城

 プロ野球、東北楽天ゴールデンイーグルスの岩隈久志投手の関連グッズが、昨年同期に比べ2倍以上の売れ行きと絶好調だ。球団側は、MVP級の活躍で日本の2連覇に貢献したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の効果が大きいと分析している。

 岩隈グッズは全54種。このうち、名前と背番号の入ったレプリカユニホームが際立って売れている。WBC閉幕後の3月末から急激に伸び始め、既に500着を超えた。昨年同期の5倍以上という。

 岩隈投手のプロデュースグッズも人気を博す。クマをモチーフにした「イワクマクマ」のマスコット人形は、当初用意した1000個が、4月19日の発売開始から約10日で完売。今は入荷待ちの状態が続く。パッケージをイラスト調に一新した「クマ弁当」も、販売初日の5月12日、1時間で110個が売り切れた。「約30秒に1個という売れ行き」と球団側も驚く。

 5月上旬までの売り上げは、グッズ全体の15%強。過去2年間トップを誇る田中将大投手グッズを小差で抑え、1位に立っている。

 昨季は球界23年ぶりの21勝を挙げ、沢村賞やパ・リーグMVPなどに輝き、知名度がアップ。WBCでは4試合で1勝1敗ながら、決勝での好投など記憶に残る活躍を見せた。大会後には初めて全国区のCMに起用された。

 球団広報は「昨季の活躍で人気の下地ができ、WBCで一気にブレークした」とみている。

 岩隈投手は「グッズを買って応援してくれることは励みになる」と感謝する。「ファンの皆さんの気持ちに全力プレーで応えていきたい」とさらなる活躍を目指している。

2009年05月21日木曜日

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