■ 俺屍画展示場に4月の生誕絵を収納
このような所に呼び出して何用かと思えば、この私に君の日記を書けだと?
ふっ、冗談はやめてくれたまえ。何故私が君のつまらぬ日常など語らねばならんのだね。
……何? 異世界の美しいレディが私の登場を熱望している?
そういうことは先に言うものだ。 無論、美女の願いとあらばこのアンバー、叶えて差し上げるにやぶさかではないとも。
やあ、閲覧者の諸君、お待たせした。本日は私が、サクラカナエ殿宅那々美嬢からなりきりバトンとやらの指名を賜り、管理人の代理を仰せつかった。実に役不足にして不本意極まりないが、麗しのレディ方からたってのご要望とあらば、無下に断るは不粋というもの。まあ、久しく無聊を託っていたところだ。時にこのような戯事に付き合うのも悪くはあるまいよ。
うん? 私は何者か、と問うのかね?
ほう、この私を知らぬとは無知な輩もいたものだ。知りたくばここの管理人の拙著「カエルと殿下と森の魔女 緑竜亭繁盛記」を読みたまえ。そんな愚問にいちいち答えてはいられないのだよ。
さて、それでは更新報告にかかるとしよう。
月が変わったため、俺屍画展示場に四月の橘一族生誕絵が収録されている。
今月分は、相も変わらず手つかずだそうだよ。五月誕生の橘一族は一人きりゆえ、いつでも描けると気を抜いているうちにはや五月になってしまったようだ。
連休中に何とかすると言っていたが、さて、どうなることかな。
続いて管理人の近況報告に移る。
ん、何だね管理人? ……報告用のメモを忘れている?
ふっ、あのような改竄された資料など私には無用の長物だ。管理人の日常ごとき、私のストーカー能力をもってすれば調べあげるのは容易いこと。黙って聞いているがいい。
失敬、続けよう。ここ数日の管理人の行動だが、先週末に右目の結膜炎が再発し、土曜に行われた職場のバーベキュー大会は欠席を余儀なくされた。
何、外が寒そうで気が進まなかったというのが正直なところだよ。強いて行こうと思えば行けないこともない症状だったのだからな。
事実、午後二時頃から俄に天候が崩れて激しい風雨となった。ちょうど、管理人の叔母が、祖父の看病のために北海道からやってきたところで、車から玄関まで歩く間に風で飛ばされそうだったという。
二週間程集中治療室入りしていた祖父だが、この程ようやく個室に戻り、口の中に通されていた管も外されて、徐々に快方に向かっている。まずは一安心とのことだ。
加えて、眼病で飲み会を欠席した身でありながら、週末は読書漬けだった。
金曜に、先だって注文した職場の本がどさりと届いたため、その中からめぼしい本を早速抜き出して持って帰っていたのだよ。
読了リストは以下だ。
・カラマーゾフの兄弟 2/ドストエフスキー
・中原の虹 第一巻、第二巻/浅田次郎
・毎日かあさん カニ母編/西原理恵子
・源氏物語 巻四/瀬戸内寂聴
「中原の虹」は「蒼穹の昴」の続編だ。まだ完結編の三巻が出ていないのだが、曰く、ここまで読んだ限りでは前作を凌駕する面白さだそうだ。管理人未読の「珍妃の井戸」が間に入るから前々作かな。
浅田次郎は義侠心に富んだやくざ者を書かせれば天下一品だが、「蒼穹の昴」は主要登場人物が宮廷の上流文化人ばかりで(少なくとも上流ぶらなくてはならない立場の者ばかりで)、ちと物足りなかったのだな。
その点今作の中心人物は、馬賊の頭目張作霖とその配下のならず者たち。冒頭の浪人市場でのやりとりや正規軍の総督との駆け引き、別れた女房へ捧げる純愛など、浅田節の真骨頂と言えるだろう、とのことだ。
「毎日かあさん」は漫画だな。このリストには基本的に漫画は挙げていないのだがね。
まあ、そもそも漫画も挙げる程は読んでいないがね。ごく最近、冬目景「イエスタデイをうたって」の5巻が発売されて喜び勇んで購入していたくらいかな。「イエスタデイをうたって」は、管理人が冬目作品中「黒鉄」と並んで好きな作品だという。今巻ではカップル成立のフラグが立ち始め、そろそろ完結に向かうかと思わせた。
この他にも、管理人は連休中に読んでおきたい本を多数確保しているようだ。職権濫用というのかな。私にはどうでもいいことだが。
それから、随分と久方ぶりに俺屍をプレイしていたな。
以前から養子分社の約束をした相手からメモリーカードが届いたので、中身の確認をしたついでに止まっていたデータを少し進めたらしい。
送られた分社氏神に早速ご協力願ったとのことだ。いずれ詳しい話は管理人自身の手で綴られることだろうから、私からは報告までとしておこう。
と、まあ、このようなところで如何かな?
しようと思えば、さらに詳しく語ることは出来るが、これ以上詳細な管理人の日常など誰も知りたくはなかろう。私とてあえて語りたくもなし。
では、このあたりで私は失礼しよう。
……おっと、忘れるところだった。このバトンを受け渡す相手を指名するのだったな。
不躾ながら、サクラカナエ殿宅の氾嬢にお返ししたい。
聞き及んだところでは、人の子には稀なる華とか。是非とも直接お目にかかり手渡しさせて頂きたいところだが、遺憾ながらこの身には異界を超える力が備わっていないのでね。せめて管理人経由にて私の賛美の想いだけでも伝えさせて頂くとするよ。
それでは諸君、私の役目はここまでだ。いずれまたお会いしよう。
<「なりきりバトン」ルール>
■ 必ず何かのキャラになりきって日記等の更新をしてください。
■ ロール、カッコ内は普通で良いですが、細部までキャラの口調を再現してください。
■ 最後に必ず回すヒトのキャラ指定をすること!
■ 誰かの悪口などは書かないこと。
■ 必ず五人以上に回すこと!!!
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