中小自転車部品業者、特許無効審判で日本企業に勝訴
6月9日15時21分配信 YONHAP NEWS
【ソウル9日聯合ニュース】国内中小自転車部品メーカーのMBIが、世界最大の自転車部品メーカーの日本・シマノが日本特許庁に請求した無効審判で勝訴した。関連業界が8日に明らかにした。 MBIは2008年3月、シマノが日独で多く生産される自転車変速機の変速装置に対する特許権を侵害したとして、独デュッセルドルフの地方裁判所に特許権侵害・損害賠償請求訴訟を提起した。MBIは自転車関連特許14件を38カ国で登録している。これに対し、シマノはことし4月6日、日本特許庁に特許無効審判を請求していた。日本特許庁は審決で被害賠償規模を示さなかったが、訴訟費用全額を原告のシマノに負担させるなど、全面的にMBI側を支持したという。 MBIはまた、シマノ側の和解提案に対し、2004年からこれまでの損害賠償と残りの独占的特許権利期間のロイヤルティーを合わせ、約1兆ウォンの和解金を提案したと明らかにした。 一方、デュッセルドルフの地方裁判所も現地時間9日、MBIが提起した訴訟の判決を下す予定だ。この訴訟の請求額が1兆ウォンに達するものとMBIは伝えている。日本特許庁の審決などを土台に今回も無難に勝訴するものと期待しており、特許権侵害・ロイヤルティーなどを合わせて今後1兆ウォン以上の賠償を受け取ると見込んでいる。 今回の訴訟は国内中小企業の特許権訴訟としては過去最大規模で、自転車変速機をはじめとする韓国のグリーン成長関連技術力を全世界にアピールする契機になるものと同社は期待を示している。
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最終更新:6月9日15時21分