【中国ブログ】在日3年で実感した日本と中国の距離（2）

　日本で3年滞在したという中国人ブロガーが、滞在中に実感した日本と中国の距離を綴った。
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　日本に滞在すること3年、ネット上のものを含め、様々なことを見聞きし、日本と中国との距離は非常に大きいことを実感した。

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　中国に帰国後、私は国営企業で働いたことがあるのだが、その企業は国家を騙していると言っても過言ではない企業だった。国家から資金を貸し付けてもらいながら生き延びている企業であり、貸付が滞れば即倒産するような企業でありながら、経営者は何もせずに権力闘争に明け暮れていたのであった。

　日本企業であればこういった現象は皆無である。日本企業はコストを重視し、鉄鋼業を例に挙げると日本鉄鋼メーカーのエネルギー効率は中国鉄鋼メーカーの1割程度に過ぎず、日本企業における標準を中国企業に適用すれば、中国企業が生存することは難しいであろう。

　次の日中における距離は「次世代の人間」の距離である。日本では科学館や公園、景勝地などにおいて、修学旅行らしき子供たちを頻繁に見かけることができる。彼らは年幼いというのに規律や団体行動を理解しており、中国の子供たちのように騒ぎ回ることはしない。中国と日本の「次世代の人間」を比較すると、その差に泣きたくなるほどである。

　中国のインターネット上には、日本に対する罵詈雑言が溢れているが、私はこれらの愛国者たちに同情してやまない。日本と中国の距離は一年や二年程度で埋められるものではなく、中国の現在の実力では日本と対峙することなどは到底不可能だからである。（おわり　編集担当：畠山栄）

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