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7年目北川連敗止めた!プロ1号逆転満塁弾

6月9日7時5分配信 スポニチアネックス

7年目北川連敗止めた!プロ1号逆転満塁弾
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<横・ロ>逆転満塁弾を放った北川隼行(右)と握手を交わす田代監督代行
 【横浜4―3ロッテ】野球の神様は努力の男に最高のプレゼントを用意していた。3点を追う5回1死満塁から北川が大嶺の直球を振り抜き、右中間へ逆転満塁本塁打。30歳でのプロ1号は最高齢記録に加え、初アーチが満塁弾は94年の鈴木尚以来球団史上15年ぶり2人目の快挙に「初回に犠打を失敗して打たなかったらあれ(2軍落ち)だなと野球人生を懸けた。抜けると思ったがまさかスタンドに入るとは」と右拳を突き上げた。

 強打の遊撃手として即戦力で入団したがプロの壁は厚かった。藤田、石川ら若手の台頭で昨季は未出場。昨年6月25日のイースタン・ロッテ戦(横須賀)で大嶺と対決した際にファウルチップで右手首遊離軟骨を骨折したが、心は折れなかった。「年も年だし、もう一度プレーできるところを見せないと戦力外になるかもしれない。1軍でもう一度やることが心の支えだった」と全治3カ月にもかかわらず1カ月半後に実戦復帰。痛みは残りながらもプレーを続けて今季の契約を勝ち取った。

 1月には本名の「利之」から妻・真紀子さんと相談して姓名判断で「隼行」に登録名を変更。2月に長男・理樹くんが生まれたことも「遠征中はテレビ電話で毎日連絡して顔を見ている。かわいいよ」と励みになった。5月13日に約3年ぶりに昇格。鈴木尚2軍育成コーチに「たぶん、おまえの野球人生最後のチャンス。遅咲きの意地を見せてくれ」と激励を受け、「遅咲きの星になります」と力強く約束した。

 くしくもメモリアル弾の相手は大嶺。お立ち台では目を真っ赤にしたが「田代さんの前で打ててよかった。大嶺にリベンジですね。あの(骨折した)試合でも最後に二塁打を打ちましたけど」と笑った。あきらめない男がチームの連敗を7で止めた。

最終更新:6月9日7時5分

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