【NQNニューヨーク=川内資子】3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅続落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の7月物は前日比2.43ドル安の一バレル66.12ドルで取引を終えた。ドル高や、原油の需給ひっ迫感の後退を受けて原油の売りが優勢となった。
米株安などを背景に外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇した。ドル建てで取引される原油の割安感が薄れたとして原油が売られた。週間の米石油在庫統計で原油在庫が市場予想に反して増加し、需給緩和の見方がやや強まると売りが加速した。足元で相場が急速に上昇していただけに、利益確定の売りが膨らみやすかったとの指摘があった。安値は64.95ドル、高値は68.95ドル。
ガソリンとヒーティングオイルは反落。(06:32)