小見川道大 モンチッチ マジック

僕は「黒丸」です。僕は今何も見えない暗闇の中をさまよっっています。
とても辛く苦しいです。僕は死にました。
５月３１日の朝、この近所のリードを外された犬に突然襲われてかみ殺されたのです。
とても恐くて、痛くて、泣き叫びました。
すごく辛かったのは、その犬の飼い主のおじさんにも助けてもらえず、それどころか
傷ついた僕を置き去りにして行ってしまったことです。
それで、僕は死にました。
僕はこの金色の目に、その犬と飼い主のおじさんを記憶しました。
永遠に忘れないし、許さない！！！

俺が黒丸と会ったのは、７年前この街に来てからです。変な顔の不思議な猫だな〜と思いました。
黒丸は地域猫として、この街のアイドルでした。とてもおとなしくて人懐こくって、
みんな黒丸に癒されてました。いつも黒丸のいた場所に行くと、いつもいた黒丸がいなくて、
もう２度と会えないのかと思うと、寂しいかぎりです。
上の文は、いつも黒丸のいた場所に貼ってありました。
黒丸も辛っかた。犬も恨まれてかわいそうです。犬の飼い主は黒丸にも犬にも可哀想な事をしたと思う。
ほんとに、悲しい出来事でした。