【新型インフル】確認から１７日後に感染公表　兵庫県

　新型インフルエンザの感染が確認された兵庫県明石市の３０代の主婦について、神戸市と兵庫県の調整不足が原因で、感染確認から公表まで１７日かかっていたことが９日、分かった。

　兵庫県によると、主婦は５月１９日から倦怠（けんたい）感などの症状を訴え、実家のある神戸市内の医療機関を受診。同２２日に神戸市環境保健研究所で感染が確認された。

　神戸市は市内在住者だけを公表するとしており、５月２２日に市外在住の感染者として主婦に関する資料を県にファクスで提供したが、公表についての調整はしなかった。県は感染を確認した神戸市が発表したと考えていたという。

　県がこれまでのデータを整理する中で公表漏れが判明し、今月８日に公表した。