「リベンジの夏!!」をスローガンに掲げた入江陵介=東京・テレビ朝日
水泳の世界選手権(7月・ローマ)に出場する競泳とシンクロナイズドスイミングの日本代表19人が8日、都内のテレビ朝日で記者会見した。男子背泳ぎのエース、入江陵介(19)=近大=は、世界新記録と金メダルを不言実行でつかみ取る。
ジャパンオープンの50メートル、100メートル、200メートルで3冠を達成した入江が、「リベンジの夏!!」をスローガンに掲げた。昨夏の北京五輪は200メートルで5位に入賞したが「北京では悔しい思いをした。今度こそメダルを」と意気込んだ。
5月の日豪対抗で世界記録を更新しながら、国際水連(FINA)不認可の水着だったため公認の結論は出ていない。ジャパンオープンではFINA公認の水着で文句なしの世界新を狙ったものの、後半に失速。ローマで“騒動”に決着をつける腹積もりだ。
北京五輪で同部屋だった、男子平泳ぎ五輪2大会連続2冠の北島康介から「世界記録より、もっと上に目標がある選手。言ってもプレッシャーになんかならない」と金メダル宣言を促されたが、謙虚な男は「不言実行のタイプ。あまり何も言いたくない」と、記録と金メダルへ全身全霊を注ぐ。