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成績簿紛失、無断で作り直して「見つかった」…堺の小学講師

6月9日8時46分配信 読売新聞

 大阪府堺市美原区の市立美原北小で、児童の成績などを記した指導要録2人分がなくなり、当時担任だった女性講師(49)が過年度の成績などを勝手に書き込んで作り直していたことがわかった。

 保護者の連絡先などを記載した家庭連絡票6人分の紛失も判明し、市教委は関係者を処分する。

 市教委によると、指導要録は児童ごとに作成され、担任らが6年間の成績や所見などを記録する。3月中旬、女性講師が担任していた3年生クラスの要録を記録中、紛失に気づいた。講師は1〜3年時の科目別成績などを自分の記憶や一部の同僚教師に尋ねるなどして無断作成し、校長に「見つかった」と報告していた。

 一昨年7月には1年生6人分の家庭連絡票がなくなったが、同校は紛失を伏せ、「様式を変更する」として昨年4月に全児童の保護者に再提出させていた。

 同校は先月末になって市教委に報告。講師は市教委の調査に、「何とかしないと、と気持ちが先走った」と釈明。また、家庭連絡票の紛失について林晃伸校長は「重大さを認識していなかった」と話したという。

 今回の問題について、芝村巧教育長は8日の市議会で「重大に受けとめ、反省している」と謝罪した。

最終更新:6月9日8時46分

読売新聞

 

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