中曽根康弘元首相は8日、大阪市内で開かれた自民党衆院議員の会合で講演し、解散・総選挙について「政治状況を見ると、おそらく7月解散、8月選挙かもしれない」と指摘。「自民党勢力が振るわなかった場合、日本に相当な混乱が起きる」と語った。
また、民主党に関し「自民党と、保守主義も外交も大体同じ。違っているのは旧社会党左派が中にいるため、中心勢力が彼らに妥協しなければならない」とけん制。「そこを鳩山(由紀夫代表)君や小沢(一郎代表代行)君がいかに克服していくか。政治家としての本領がそこに見えてくる」と語った。【田中博子】
毎日新聞 2009年6月8日 21時21分