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2009年6月8日(月) 19:15 |
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今週にもウイルス株をメーカーに提供
今年の新型インフルエンザワクチンですが、厚生労働省は今週にも、ワクチン製造に必要なウイルス株を全国のワクチンメーカーに提供する見通しです。しかし、観音寺市のメーカーには何の情報もなく早く明確な指示を出してほしいと話してます。
阪大微生物病研究会では毎年流行しているAソ連型など季節用インフルエンザに対するワクチンを年間約1000万本製造しています。 新たなワクチンは新型インフルエンザのウイルス株をもとに作りますがワクチンの安全性や免疫の効果などを検査してから製造に移ることになります。 厚生労働省は今週にも新型インフルエンザのウイルス株を全国のワクチンメーカーに提供する見通しですが、このメーカーにはウイルス株の提供時期などについての情報は入っていないといいます。 ワクチンは有精卵をつかって培養し製造します。 有精卵の供給は限られていることなどからワクチンの製造も急に増やすことは難しいといいます。 このため、従来の季節性ワクチンの何割かを新型ワクチンの製造へと切り替える必要がありますが、厚生労働省はいまだその割合を明確にしていません。 新型インフルエンザの感染者は国内では比較的落ち着いているものの、次の冬には再び流行する恐れもあるため、メーカーではできるだけ早くウイルス株を入手しワクチン製造の準備を始めたいと話しています。
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