仮想画面で仕事を効率化！デスクトップを4倍にする術【知っ得！虎の巻】

メールやネット、仕事をするのに必要なアプリケーション、エクスプローラなど、複数のソフトを一度に起動して作業をしている人は多いはずだ。当然タスクバーには各ソフトのボタンがいっぱい。ごちゃごちゃして使いづらくなってしまう。
こんな時に利用してもらいたいのが「仮想かな？」だ。このソフト、なんと4つの仮想デスクトップを作成し、簡単な操作で切り替えて使うことができる。
たとえば現在作業中のメインのソフトは1、メールやネットは2、急に頼まれた仕事は3……というように、作業ごとにデスクトップを分けておけば、より効率的に仕事をこなすことができるはずだ。


■知っ得 No.0098　「仮想かな？」でデスクトップを切り替えて使う
「仮想かな？」は、開いているウィンドウをそれぞれのデスクトップに振り分けて使用する。デスクトップを切り替えると、タスクバーにはそのデスクトップに振り分けられたウィンドウのボタンしか表示されないので、画面をスッキリさせることができる。

●「仮想かな？」をインストールする
「仮想かな？」のサイト（http://akubi.s9.xrea.com/kasoukana.html）にアクセスし、［こちらからダウンロード］をクリックする（画面1）。
ダウンロードしたzipファイル（kasoukana.zip）を解凍し、「vkasoukana.exe」をダブルクリックすると、「［設定］をしてください」というメッセージが表示され、［OK］をクリックすると設定画面が表示される。

画面1　［こちらからダウンロード］をクリックする

●設定しよう
まず、「仮想かな？」の表示方法を設定しよう。タスクトレイにアイコンを表示する方法、スタートメニューを消して代わりに表示する方法、新たにウィンドウを作る方法など、いろいろ用意されている。好みに合わせて設定しよう。ここでは［レイヤーウインドウ］を選択し、新たに切り替え用のウィンドウを作ってみる（画面2）。［変更反映］をクリックすれば、設定が変更され、画面上に切り替え用のウィンドウが表示される（画面3）。

画面2　表示方法を設定する	画面3　切り替え用のウィンドウが表示される

次にどのウィンドウをどのデスクトップに振り分けるかを指定する。［タスク情報］タブを開くと、現在開いているウィンドウが一覧で表示されているので、1〜4までのチェックボックスでどこに振り分けるのかを設定する（画面4）。なお、ここで右側の［▲］や［▼］というボタンを利用して、タスクバーの並び順を変えることもできるのも案外便利な機能だ。［変更反映］をクリックすれば振り分けは完了。設定画面を閉じよう。デスクトップには、「1」に設定したウィンドウだけが表示されているはずだ。

画面4　振り分けを設定する

●デスクトップを切り替える
それでは実際にデスクトップを切り替えてみよう。切り替え用のウィンドウで、現在は「1」が選択されている（画面5）。「2」をクリックすると、デスクトップの内容が変わり、「2」に設定したウィンドウが表示されるようになる（画面6）。このように、対応した番号をクリックすることで、簡単にデスクトップを切り替えることができる。

画面5　「1」のデスクトップ画面	画面6　「2」のデスクトップ画面

●デスクトップ切り替えのホットキーを設定する
「仮想かな？」では、デスクトップの切り替えにホットキーを利用する方法も用意されている。初期設定では、［Windowsキー］＋［→］キーで次のデスクトップへ、［Windowsキー］＋［←］キーで前のデスクトップへ移動することができるようになっているが、自由に設定可能だ。設定画面の［ホットキー］タブで設定できる（画面7）。

画面7　ホットキーの設定画面

「仮想かな？」を利用すると、今、本当に必要なものだけを画面に表示させることができるので、作業がしやすくなる。その場その場の状況で、簡単に切り替えて使えるのがありがたい。
この「仮想かな？」、仕事用のデスクトップの他に、息抜き用のウィンドウを集めたデスクトップを作っておき、上司が来たらパッと切り替える、なんて使い方もあるかもしれない。


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編集部：池田利夫＋岡本奈知子（ジャムハウス）
制作編集：エヌプラス
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