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日曜日の夜は憂鬱? [+日記とか]
スター・トレック(2009年アメリカ) [+映画や本]
なぜだろう、涙が止まりません。キャストを一新して生まれ変わった「スター・トレック」の魅力は、これまでの劇場版作品に足りなかったかも知れない要素、例えば息をもつかせぬアクション、目まぐるしいほどのテンポの良さ、スタイリッシュなヴィジュアル、テレビドラマ版を観ていなくても全然大丈夫な内容などなど、そういったものがこれでもかと言うほど楽しめることだと思いました。
だから、はじまりから終わりまで、ハラハラドキドキしながらも楽しくて楽しくて、あっという間にラストシーンを迎えて、気持ちはとっても爽快なのに、でも、なぜか私の目からは涙が出てくるんです。あれれ?変だな。最後にじーんと感動するお話しってわけではないのに、ぬぐってもぬぐっても、私の涙はとまりません。
こんなに楽しかったのに、どうして? まして、実は「新スタートレック」以降世代の私にとって、今回の作品の元になっている「オリジナルシリーズ(いわゆるTOS)」は、リアルタイムでは生まれてなかったし、未だに全部を観ることができていないし、正直に言うとそんなに思い入れがあるわけでもなかったんです。そう、私は「スポック」や「カーク」じゃなく「データ」や「ピカード」なひとなんです。
そんな私にとって、今回の作品は手放しで安心して見ることができる、まさに「新しいスター・トレック」でした。だから、オリジナル・キャストの方々に対する感傷的な気持ちもそんなにないし、なによりも純粋に楽しめたし、どこにも泣くような理由は見当たらないんです。けれどラストのアレを聞いた瞬間、溢れ出して止まらない涙。
エンドクレジットが流れる間、私は一生懸命その涙のわけを探り、そしてわかりました。これはきっと、感動とか感傷ではなくって、感激の涙なんだ!こんなにも素晴らしく生まれ変わってくれたことに、こんなにも面白くアレンジされたことに、それが嬉しくて嬉しくて、ラストのアレも心なしか力強く感じられて、すっかり感激してしまったんです。こんなに嬉しいことは、ありません。
喩えて言うならそれは、伝統的正統派貴族の家を継ぐ娘と、新進気鋭の青年実業家が結ばれて、新しいDNAを持って生まれてきた赤ちゃんの、宝石みたいに輝く笑顔を見たような、なんとも言えない誇らしい、希望に満ちた幸せを体現するような、そんな感激だったりします。がんばって産まれてきた赤ちゃん、しかも両親の馴れ初めに紆余曲折があるほど、その姿を見ると感激しちゃいます。思わず発しちゃう「かわいい!!」ていう言葉には、そんな気持ちも入ってます。変な喩えでごめんなさいw
それほどまでに、面白い映画でした。また観に行きます。
ちょっと勇気を出して・・・ [+日記とか]
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