宮崎駅周辺では、深夜、大音量で暴走行為を繰り返す若者や、ハント族が、先月から増え始め、住民からの苦情が相次いでいます。このため警察は、6日、駅の周辺で、一斉取締りに着手。THENEWSのカメラがその一部始終を追いました。深夜、カーステレオやエンジン音を大音量で響かせながら、車やバイクを走らせる若者たち。そして、若い女性へのナンパを目的に集まってくる、「ハント族」。宮崎駅周辺では、一時沈静化した若者による暴走行為とハント族が、先月から増え始めました。住民による苦情も相次ぎ、4月までほとんどなかった警察への苦情件数は、5月に入って、29件に急増しています。(付近住民)「夜中の1時とか1時半になると始まるんですよ。耳に障るもんですから、夜は寝られないですね。」「ストレス解消か知らんけど、迷惑ですよ」(高橋記者リポート)「現在午前0時30分を回まわっています。宮崎駅周辺では大音量で走行する車など、こちらの検問で止められ、職務質問を受けています」6日、警察は、駅周辺の2か所で、暴走行為の一斉検問に着手し、車両を1台1台止めながら、違法改造や交通違反の有無を取り締まりました。たむろする場所が閉鎖されるたびに、新たなスポットを求める若者たち。その目的は何なのでしょうか?(暴走族やハント族は)「女の子つかまえ」「やっぱ仕事がないからみんな来るみたいな。あとは出会い求めですかね」「苦情?苦情とか別に関係ねーわ」「人に迷惑がかかるってのは、わかってるけど、ただこれが自分の意思なんで・・」この日の検問は、約5時間にわたって行われ、警察は、約200台の車両を職務質問。違反車両などで摘発された件数は、27件に上りました。また、警察によりますと、取締りが行われたこの日、住民からの苦情は1件もなかったということです。(宮崎北警察署・垂水一洋交通課長)「通常数件入る110番が、1件も入っていないということで、それなりに効果があったと思う。私たちの姿を見せていかなければ無法地帯となってしまうので、継続してやっていかなければならない。」これから夏を迎え、さらに増えることが予想される、若者の暴走行為とハント族。警察では、今後も、週末の夜を中心に、取締りを強化する方針です。
8日朝、宮崎市の宮崎銀行橘通支店で、不審な紙袋が見つかりました。その後、中身はビデオテープと分かりましたが、警察の爆発物処理班が出動するなどの騒ぎとなりました。8日午前8時40分ごろ、宮崎市の中心市街地にある宮崎銀行橘通支店の1階で、清掃作業員が、公衆電話の後ろに、白い紙袋が置いてあるのを見つけました。宮崎銀行では、持ち主が分からないことなどから、不審物として警察に届けました。警察が、爆発物処理班を出して調べたところ、紙袋に入っていたのは、ビデオテープ4本で、危険物ではありませんでした。このビデオテープは、宮崎市の女性の落し物だったということです。この騒ぎで、一時、宮崎銀行では、店内にいた客や、従業員を外に避難させたほか、周辺の道路が、約2時間にわたって、交通規制されるなどの影響が出ました。
県内の小中学校では初めてとなる、本格的な屋内プールが、日南市の北郷小中学校に完成し、子供たちが初泳ぎを楽しみました。この屋内プールは、旧北郷町が、約2億2600万円をかけて、北郷小中学校に建設しました。プール開きには、4年生約40人が参加、まず、川崎辰巳校長が、「雨の時も泳げる立派なプールができました。さらに水泳が好きなってください」とあいさつしました。このあと、児童たちは真新しいプールに入って、泳いだり、水をかけあったりして楽しんでいました。(児童は)「雨のときも泳げるので、楽しい」「(今までは)プールサイドが暑かったけど、とっても冷たくて気持ちがいい。もっと去年よりも泳げるようにしたい」完成した屋内プールは、長さ25メートルで、災害時に、水を、飲料水として利用できるようにする、浄化設備も備えています。
官民一体となって森づくりを進めている、綾の照葉樹林プロジェクトの連携会議が開かれ、照葉樹林サミットを来年5月に開催することで、関係機関が協力していくことを確認しました。8日の会議には、九州森林管理局や綾町などから、20人が出席しました。会議では、民間団体の「てるはの森の会」が、来年5月に「照葉樹林サミット」の開催を計画していることを報告。それに向け、関係機関が協力していくことを確認しました。サミットでは、国内外から、照葉樹林の保護団体や研究者を綾町に招き、講演会や綾の森の体験会を開くことにしていて、参加規模は、約600人が見込まれています。綾の照葉樹林プロジェクトは、綾町を中心とした約1万ヘクタールの森を対象に、照葉樹林の復元や保護に取り組んでいて、てるはの森の会では、「サミットを通して、照葉樹林の価値を再認識する機会をつくりたい」としています。
日南市の平山地区では、野生ザルによる農作物の被害が相次ぎ、大きな問題となっています。その数約300頭!サル退治に名乗りをあげたのは、地元住民が飼っている1頭の犬でした。(飼い主の渡辺一豊さん)「頭にきますよ!『猿の惑星』と一緒ですよ。ここは!」畑や屋根の上を、我がもの顔に歩くサル!日南市平山地区では、野生のサル300頭以上が山から下り、農作物を食い荒らしています。(農家は)「家の中にも入ってくる、何もかも持っていく。収穫前になると、猿がきてみんな頂いていく」「新芽が出ると食う。(猿の)数が多くて駆除できんでしょ」そんな平山地区で、サルを退治する心強い用心棒ができました。それは、地元の渡辺一豊さんが飼っている、ラブラドールレトリバーの「ロン」です。渡辺さんの自宅にサルが侵入したのをきっかけに、サル退治の訓練を受けた「ロン」。いまでは、サルを追い払うモンキードックとして、活躍しています。渡辺さんは、近くでサルの声が聞こえると、ロンと一緒に出動!そして、サルを見つけると、ロンが激しく追いかけます!(渡辺一豊さん)「私もキツイですわ。トマトとか、かぼちゃ、スイカの被害にあわなくなって、地区の人たちに喜んでもらってますからね」地区住民もエールを送る、ロンの活躍。渡辺さんとロンの出動はこれからも続きます。
日向市議会の一般質問が、8日から始まり、「日向入郷地域の二次救急医療体制」について、議論が交わされました。この中で、黒木市長は、二次救急医療を支えてきた輪番制について、「医師不足が解消されない限り、復活は厳しい」との認識を示しました。日向入郷地域では、3つの病院が輪番制で、二次救急医療を支えてきましたが、医師不足などを理由に、2つの病院が、輪番制から撤退。その後、今年4月には、救急患者の受け入れ拒否問題が発生するなど、救急医療体制の整備が大きな課題となっています。
日向市では、特産品の平兵衛酢の出荷が始まりました。平兵衛酢は、果汁が多く、種もほとんどないのが特徴で、様々な料理や加工品に使われています。今年の平兵衛酢は、天候に恵まれたことから品質は良く、「ハウスもの」と「露地もの」、あわせて100トン近い出荷が見込まれています。平兵衛酢の出荷は、10月上旬まで行われ、県内を中心に、関東・関西方面にも出荷されます。
環境問題に関心を持ってもらおうと、宮崎市で、環境フェスタが開かれました。環境フェスタには、東国原知事をはじめ、関係者約150人が参加、環境保全に取り組んでいる、企業や保育園などの活動内容が報告されました。このあと、MRTなど9団体と個人1人が、県地域環境保全功労者として、表彰されました。MRTは、ラジオの環境保全キャンペーン「キープみやざきビューティフル」や、「ミーモの森」の植樹活動など、環境への取り組みが評価されました。
県内産の「しいたけ」の魅力をPRする「キノコットフェア」が、宮崎市で開かれました。これは、宮崎が全国2位の生産量を誇る、しいたけの消費拡大を図ろうと、県しいたけ振興会が、開いたものです。会場の宮交シティ・アポロの泉では、日向市や椎葉村など、4市町村で生産された、乾しいたけや農産加工品が、市価よりも2割から3割ほど安く販売され、訪れた人たちが次々と買い求めていました。また、先着50人には、乾しいたけが無料でプレゼントされ、長い行列ができていました。このほか、会場には、今年4月に開かれた県乾しいたけ品評会で上位入賞した品を、展示するコーナーも設けられました。
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