入場料２０００円ＵＰ　盗撮は罰金３００万円…小向美奈子ストリッパーデビュー

浅草ロック座前は雨の中、人でごった返した

　元タレントの小向美奈子（２４）が５日、東京・浅草のストリップ劇場「浅草ロック座」２５周年特別興行（２９日まで）に出演した。予定の一日４公演のうち２公演が中止となるなど、当日も「出る」「出ない」で二転三転した末、午後６時２０分ごろステージに登場。上半身裸になり、約２００人の観客に自慢のバストを披露した。６日以降も出演予定で、２９日の千秋楽後に会見する。元アイドルのストリッパーデビューに浅草の街は一日中、騒然となった。

　覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け、執行猶予中でもある小向のストリッパーデビュー。警官は動員されなかったが、ロック座前は終日、マスコミ、ファン、そしてやじ馬でごった返した。

　約２００人の観客で立ち見席も埋まった会場は、常連客のＡさん（３６）が「今まで見た中で一番多い」と驚くほど。観客の半分以上はマスコミ関係者。「小向見たさに来た」というファンは少なかったが、「全部ＤＶＤを持っている」「一番のゴシップ。見たくて初めてストリップに来た」と目を輝かせる男性も。拍手の大きさも６人のストリッパーの中でＮＯ１だった。

　騒動の大きさに、開場後はロック座スタッフもピリピリ。カメラ持ち込み禁止で、怪しい客は厳重にボディーチェック。目立たないペン形カメラを持って入場した観客もいたが、スタッフに見つかり強制退場させられた。盗撮が発見されると通常は罰金５０万円だが、この日は３００万円になるという張り紙まで。特別公演のため入場料も通常の６０００円より２０００円高い８０００円だった。