小向美奈子さん、あともう少し…

　元タレント・小向美奈子（２４）がストリップデビューした５日、取材のため、こちらも見る方でストリップデビューした。

　浅草ロック座に入場の際、満を持してＨＰからプリントアウトしてきた１０００円割引チケットを見せるも「特別興行なので使えません」と撃沈。マスコミ関係者が多く、受付では入場料８０００円の領収書を発行するしないで熱いバトルが展開されていた。自分も領収書を熱望するも、再び撃沈。経費で落ちるのか、不安がよぎった。

　席は最後列だったが、中央の円形舞台は十分に見える好位置。小向が登場する第２部を前に、第１部から度肝を抜かれた。女性ダンサーたちの妖艶（ようえん）な演技の数々。あんなポーズや、こんなポーズ。「あ、見せてもらえるんだ」と、口を開けたまま食い入るように見てしまった。

　面白かったのは、下着を着けていないダンサーが脚を上げたり、開いたりするたびに、それまで静かだった会場から、突然拍手が起こること。ものすごく分かりやすかった。やっぱり男はシンプルであるべきだと思った。

　そして第２部となり、小向が登場。乳首を見せたとか、Ｔバックを脱いで全裸になったけど後ろ向き＆逆光で局部までは見えなかったとかは本紙既報通りです。

　それにしても、閉幕間際にＴバックを脱いだシーンは、原稿的にも個人的にも最重要となるだけに、思わず身を乗り出してしまった。海老蔵のように「にらみ」をきかせたが見えない。「目を細めれば見える」というモザイク対策の都市伝説を試してもダメ。無情にも幕は閉じ、未知との遭遇はできなかった。

　しかし「腹八分目」というように、「あともう少し…」くらいがちょうどいいのかもしれない。いろいろ勉強になったストリップ。今度は（も？）自腹で行ってみようかな…とは奥さんの手前、言えない。（竜）

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（2009年6月6日22時25分  スポーツ報知）