NHK広島に、実弾らしき金属…「赤報隊」と印字
8日午前10時ごろ、NHK広島放送局(広島市中区)にライフル銃の実弾のような金属(長さ約7センチ)と「赤報隊」とだけ印字された紙の入った差出人名のない不審な茶封筒が郵送されているのを職員が発見、広島中央署に届けた。同署は脅迫の容疑で捜査。金属の分析や送り主の特定を急いでいる。2人が死傷した1987年の朝日新聞阪神支局襲撃事件などでは「赤報隊」名の犯行声明が報道機関に送られた。
広島中央署によると、金属は折り畳んだ白い紙に三重に包んであった。赤報隊の文字は、A4判の白い紙に黒のゴシック体で縦に印字していた。封筒は140円切手が張られ、消印は「大阪」の今月5日付。表に「NHK広島放送局」のあて名と住所が横向きに印字された紙が張られていた。茶色い無地の紙も同封されていた。
[ 2009年6月9日付 ]
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