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◆柔道 全日本実業団体対抗最終日(7日・福岡市民体育館) アテネ、北京五輪柔道男子90キロ級代表の泉浩(26)=旭化成=が7日、同社を今月中に退社し、総合格闘技へ転向することを正式に表明した。所属先Aチームの一員として決勝で敗れた試合後、「違う方向性を見つけたい」と明言。すでに戦極とDREAMの2団体に絞り、交渉することを明かした。男子1部は日本中央競馬会が15年ぶり2度目、女子2部は初出場のフォーリーフジャパンが初優勝した。
泉が総合格闘界に乗り込む。旭化成の2年ぶりの団体日本一を目指したが、自身は2戦2引き分け。チームも決勝で敗れた。有終Vを逃した試合後、「五輪で金メダルを取れなかったのは悔しいが、燃えるモノがなくなり、これが最後と思ってやった。違う方向性を見つけたい」と決意を口にした。
金メダルを狙った昨夏の北京五輪で初戦敗退。その後、全日本柔道連盟に強化指定選手の辞退届を提出した。所属先の納会なども欠席してプロ格闘家転向の意思を固めたが、両親をはじめ会社関係者や、柔道の基礎を学んだ講道学舎関係者に「柔道を続けてほしい」と慰留され、態度を保留してきた。
気持ちが固まったのは5月中旬。元プロレスラー坂口征二氏と会社の同期で、入社以来世話になり旭化成グループの社長も務めた中岡靖晶氏が、6月いっぱいで定年退職を迎えることを知り「優勝して、恩返しをしたい」と最後の戦いに挑んだ。
監督として指導を受けてきた吉田秀彦(39)がPRIDEに転向した際には、明大在学中にもかかわらずセコンドにつくほど格闘家志望だった。「所属先は近日中に発表します」と話したが、すでにマネジメント会社と契約し、そこを窓口に戦極とDREAMの総合国内2団体に絞り交渉。年末年始のイベント参戦を目標に練習していく予定だ。
吉田以降、瀧本誠、石井慧ら五輪金メダリストが続々と格闘界へ転向。マグロの町として有名な青森・大間町で、小さいころから漁の手伝いをしていた泉が、強い男を求め、荒波に飛び込む。
◆泉 浩(いずみ・ひろし)1982年6月22日、青森・大間町生まれ。26歳。小2のとき、地元の誠心館で柔道を始め、中学から柔道私塾の講道学舎へ。世田谷学園―明大を経て旭化成入社。アテネ五輪銀メダル。05年世界選手権金メダル。全日本選手権は5回出場。得意技は大外刈り、一本背負い。173センチ、100キロ。血液型A。家族は漁業を営む両親と兄3人、姉4人、妹1人。
(2009年6月8日06時01分 スポーツ報知)
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