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京都教育大集団準強姦「実際は被害者から…」書き込み

競歩の友人選手が犯人を非常識擁護

 今月1日、京都教育大の学生6人が女子学生(当時19)に対する集団準強姦容疑で逮捕された事件で、容疑者の1人が逮捕前、知人の男子大学生に「実際には被害者からセックスに誘った」などと語り、知人大学生がその一部始終を日記サイトに書き込んでいたことが6日までに分かった。知人大学生は容疑者と競歩を通じた競技仲間というが、被害者の傷に塩を塗る行為に批判が集中しそうだ。

 事件は今年2月25日夜、京都・河原町の居酒屋で起きた。京都府警などによると、同大体育専攻4回生の「追い出しコンパ」2次会に約90人の学生が参加。「ダービーゲーム」なる一気飲みレースで女子学生を泥酔させた後、容疑者の1人が介抱するふりをして客がいない個室に連れ込み、6人で乱暴した疑い。

 これに対し、女子学生を中傷する内容の書き込みを会員制日記サイト「ミクシィ」に投稿したのは、久留米大(福岡)経済学部4年の男子大学生。同大陸上部の競歩選手で、今回逮捕された男(22)と競技仲間という。容疑者は2007年の陸上・日本選手権の20キロ競歩で4位に入賞している。

 大学生は今月2日、容疑者から聞いた話として、ミクシィに以下のように書き込んだ。

 《あれは同意の上でした。(中略)結局店員に見つかり注意され追い出されました。そのときに彼女は謝る側で、助けを求めなかったそうです。それで終わりのハズでしたが、後日体育科の教授にレイプされたと報告したそうです》

 これについて、容疑者は「女子学生の交際相手が自分たちと同級生だったため、女子学生が“引っ込み”がつかなくなり、被害届を出した」と大学生に説明。大学生は《教授や親そして警察に知れ、彼女も後に引けない状態になり今のようになってしまった》《女の子も次の日から普通に登校し、すぐに次の飲み会に顔を出していたそうです》と容疑者から聞いたままの言葉を書き連ねた。

 当然ながら、この書き込みは、あっという間にネット上に出回り大騒ぎに。書き込んだ大学生はすぐさまミクシィを退会したが、記事はいまもネット上で閲覧できる。

 久留米大経済学部の江藤彰彦学部長は「ミクシィへの投稿は学生本人が行った。投稿内容は間接情報に依拠したもの。(大学生は)容疑者の1人と面識があり、熟慮しないまま、友人を弁護したい一心で投稿したが、学生の行為は社会的良識を欠き、被害者の人権への配慮を欠いた、きわめて不当な短絡的行動。間接情報をもとに公然と被害者を誹謗した責任は重い。定期的に面接を重ねて反省を促し、その結果を踏まえて学部としての措置を決定する」と語っている。

ZAKZAK 2009/06/06

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