北島　競技復帰は若手の活躍次第？

水泳世界選手権代表選手らと記念写真に納まる北島康介（前列右から２人目）。前列左から松田丈志、入江陵介、入江の後ろが立石諒 Photo By 共同

　競泳男子平泳ぎで五輪２大会連続２冠を果たした北島康介（日本コカ・コーラ）が競技の一線に戻る決め手は、若手の活躍か。７月１７日に開幕する世界選手権（ローマ）を観戦する予定の五輪王者は８日、「大会をこの目で見て、自分がどう思うかを確かめたい」と心境を口にした。

　同選手権をテレビ中継するテレビ朝日のイベントに参加した北島は、同じ平泳ぎで１９歳の立石諒（キッツウェルネス藤沢）らにエールを送った。立石が今夏のテーマを「超える夏」として「北島超え」を口にすると、世界記録保持者は「僕をやる気にしてくれたらありがたい。外国人ではなくて日本人に僕の記録が破られるのは楽しみ」と応じた。

　２６歳の北島は引退を表明していないが、レース復帰の具体的な時期や大会も明かしていない。

[ 2009年06月08日 16:23 ]