大阪府は8日、大気汚染状況を把握するため設置している府内約100か所の全測定局で、大気中の二酸化窒素(NO2)と浮遊粒子状物質(SPM)の値が国の環境基準を達成したと発表した。全測定局で環境基準を達成するのは、基準が設けられた1973年以来初めて。
大阪府は、今年1月から、府外から流入するバスとトラックを対象に、排出ガスの基準達成を義務づけた「大阪府流入車規制条例」を実施しており、規制の効果が高いとみている。今後は、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの環境対応車の普及推進などの施策を展開するとしている。