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'09.06.08 (月)
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送りました |
本日、セルフ・インティンクションについての質問状を典礼秘跡省に送りました。質問を箇条書き (というほどコンパクトではないけれど) したところだけを日本語に 「戻して」 みます。
(注) 言葉の選び方が中立的でありません。でも、私は気にしませんでした。何故なら、もし私が間違っていたら、どのみち、「いいえ、あなたは思い違いをしていますよ」 と教えて頂けるでしょうから。
1. 言葉のニュアンスについて
第104項の 「must not be permitted」 というフレーズ-------このフレーズは厳しい禁止を意味していないのですか? セルフ・インティンクションは 「Grave Matters (重大なことがら)」 の中に数えられているに拘わらず、私達はこの悪い実践に即時の停止を要求する事ができないのですか? そちらの聖省はこのフレーズにどの種のニュアンスをこめましたか? この指針に従わない司教達のことを、あなた方はどうお思いですか? 残念ですか? それとも、彼らが続けている交渉はあなた方にとって受容可能 [1] なものですか?
2. 教会のルールについて
交渉が一つの結論を得るまでの間、セルフ・インティンクションはそれぞれの司教区で実行され続けることができる、という説-------これは真実ですか、それとも偽りですか?
3. 第104項の 「拝領者」 という言葉の範囲について [2]
この質問も私達にとってとても重要です。何故なら、私達は、ミサを司式していない司祭達が教皇ミサで-------たとえば昨年のシドニーでのWYDで、あるいは先月のエルサレムの聖地で-------セルフ・インティンクションをしている情景をウェブ上のビデオを通して目撃しているからです。これらの情景は、上述した疑わしい説-------「全ては許可を得ることにかかっている。それが全てである」-------に、パワーと幾らかの有利性を与えているようです。何故なら、私はあなた方を責めたくはないけれども、第104項の言葉は平信徒と聖職者の区別を表示していないからです。ですから、私はあなたに質問したいと思います。第104項の 「拝領者」 という言葉の範囲はどのようなものですか? 私は第104項の第一文は厳しい禁止を意味していると信じますが、しかしその言葉は聖職者には向けられていないのですか? この禁止はミサを司式していない司祭達をその対象とはしていないのですか?
典礼秘跡省の 「答え方」 にも深浅がある筈です。どれだけ 「腹蔵なく」 話してくれるものか・・私は平信徒ですから。普通は、司教や司祭を差し置いて直接平信徒に腹蔵なく語るものではありません。しかし私は、「ミサ・ポリス」 を書いた人の英文を拝借して、次のように書いておきました。
あなた方は、「指針 あがないの秘跡」 を、司教達に向けて発行してその普及と実施に期待するというよりも、それを公衆に向けて発表しました。これが、その指針がかなりの程度私達の教会に良い結果をもたらした最大の理由である、と私は信じています。しかし、プロセスはまだ終わっていません。彼らは一つの濫用すら素直にやめようとしないようです。私はあなた方に、あなた方の声を私達 (平信徒) に送って下さるようにとお願いします。あなた方が私達の司牧者達に送るあなた方の声は、彼らによってしばしば 「料理」 されます。今はそのような時代です。
他にも多少書きました。(Osaka方面のことも。)
どのレベルの答え方をしてくれるか分かりません。もし彼らが、私の、そして私達の報告を聞いて危機感を持ってくれるなら、ひょっとしたら平信徒を頼りとして、ある程度正直なところを話してくれるかも知れません。しかしまた、彼らの返信はいつも短文です。
私は図々しくも、「できれば、上の (箇条書きの) 数字に従って、ハッキリとお答え下さい」 とプッシュしときました。その通りに、「1 については〜、2 については〜、3 については〜」 と答えて下さるなら、かなりの事がハッキリする筈です。
幸いにしてお返事を頂けたとしても、今から一ヶ月後くらいでしょうか。
現在の典礼秘跡省の人事などを調べていて〈今頃〉気づいた事があります。
前典礼秘跡省次長マリオ・マリーニ師 (Mons. Mario Marini) が、先月24日 (日) の朝、ローマで、享年72歳で (おそらく)、御帰天されたようです。ロラーテ・チェリ も言っているから間違いないでしょう。
私にとっては、「聖体拝領の際の跪きの問題に関して非常に力強い言葉を残してくれた人」 です。「あがないの秘跡」 の他では、彼の書簡が大いに励ましを与えてくれました。事の真実に関して、ほとんど 「盤石の」 と言いたいくらいの確信を与えて下さいました。その上、直接助けて頂きました [*]。お報いできていません。
(写真が出て来ない人です。御帰天を知らせる記事もほとんどない。こんなものなのでしょうか。)
ランジス大司教様は幸いまだ典礼秘跡省に居て下さっているようですね。