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【社会】

不法残留女性に売春 あっせん容疑で飲食店経営者ら追送検へ

2009年6月8日 10時31分

 不法残留の外国人女性をスナックで働かせたとして入管難民法違反(不法就労助長)容疑で三重県警に逮捕された店の経営者ら台湾人の女4人が、スナックの客相手に売春をあっせんしていた疑いがあるとして同県警は近く、売春防止法違反(周旋)容疑で津地検に追送検する。県警によると、店側はホステスの給与をほとんど払わず、売春しないと稼げないようにしていたらしい。

 追送検されるのは、同県鈴鹿市算所の飲食店「PUB姫」経営、沢仁曲真(35)、同、蕭如娟(37)ら4被告=いずれも入管難民法違反の罪で起訴。県警生活環境課によると、4人は店で雇った不法残留の20〜40代の中国や台湾、タイ出身者などのホステス9人に、男性客を近くのラブホテルに連れて行かせ、売春させた疑いが持たれている。4人とも「お金を稼ぎたかった」と容疑を認めている。

 捜査幹部によると、店側は売春の時間の長さによって、1万5千〜3万5千円の3コースを設定。4人は仲介料としてホステスから1回につき5千円程度をピンハネしていたらしい。4人はことし5月12日、不法残留の外国人をホステスとして雇ったとして入管難民法違反容疑で逮捕された。

(中日新聞)

 

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