ワシントン(CNN) 北朝鮮による核実験とミサイル実験実施を受け、米国は北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定することを検討する。クリントン国務長官が7日に放送されたABCテレビの番組で明らかにした。
テロ支援国家への再指定は複数議員が要求しており、クリントン長官は「われわれもそれについて検討する」と表明。ただし「そのための手順がある。北朝鮮が国際テロを支援しているという最近の証拠が必要だ」と述べた。
北朝鮮の実験については「極めて挑発的な行為」だと非難する一方、「そのおかげで6者協議に参加している日本、韓国、中国、ロシア、米国の結束が強まるという前向きな展開もある」と評価。北朝鮮に対する国連の追加制裁もあり得るとの認識を示した。
北朝鮮が米国人記者2人を拘束している問題については政治と切り離して考えるべきだと強調、「これは人道問題であり、2人は釈放されなければならない」と話した。