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| 研究第一主義・門戸解放の精神 |
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| 東北大学理学部生物学教室は、今から75年前の1922年に創設され、時として大きな時代の波にもまれながらも活発な研究・教育活動を展開し、それを通じてすぐれた人材を数多く輩出してきました。創設にあたっては、当時、米国フィアデルフィアのウイスター研究所教授であった動物生理学者の畑井新喜司を主任教授として招いて教室開設の準備を進め、また植物生理学ではオーストリアのウィーン大学から、ハンス・モーリッシュ教授を招へいするなどしてその後の研究教育の基礎を築いてきました。以来、生物学教室には東北大学の研究第一主義・門戸解放の精神が息づいています。 | | |
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| 生物系として研究・教育の展開の新しい時代 |
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生物学教室の特徴は、創立者の掲げた精神と伝統を受け継ぎながらも、現代生物学の急速な展開に対応し、かつその牽引力となるべく、生命現象の理解と解明を目指していること、分子・細胞、個体・集団、そして系統・進化に至るまできわめて幅広い分野で研究と教育を実践していることであります。生物学教室ではこれまで、理学部附属の関連3施設(浅虫臨海実験所・植物園・八甲田山植物実験所)と一体となった生物系として研究・教育を展開してきましたが、
研究・教育の高度化をさらに推進するために、平成7年度から大学院重点化が実施され、2大講座(生態進化生物学講座・分子細胞生物学講座)、1専担講座(分子生体制御学講座)、および2協力講座(海洋生物学講座・環境生物学講座)から構成される大学院理学研究科生物学専攻が発足しました。そして、平成13年度から生命科学に関する研究分野が統合し、新たに生命科学研究科として発足されました。それに伴い、大学院理学研究科生物学専攻は廃止され、大学院生命科学研究科に発展的に統合されました。
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