October
14
2008
なんかね、日本人って一体何に怯えているんだろうと思っちゃう。こうなってきたら世界で一番健全な経済国の国民なのにね。やれ、物価が高くて苦しいだの、株が暴落しただの、そんな話題ばっかりだから、ノーベル賞を4人もいただいたという晴れがましい話題もね、かき消されちゃう。そういう雰囲気にしてしまう政治とかメディアとかね、まったく始末に悪いな。
たとえば今度の選挙だってね、民主党にしてみれば「自民党の政治が悪いからこんな危機的な状況なんだ」って言わないと戦えない。一方の自民党はといえば、首相が猫の目のように替わって無責任感極まりない。そこに、世界的な株価の急落でいっせいに世界恐慌だ!って煽るTV局。所詮かれらは「視聴率」、すなわち営業の世界だから、どんな話題だっていいわけね。
そういう雰囲気が蔓延しちゃってね、国内消費が10月にはいり、極端に落ち込んでるそうですよ。まったく、そんな国あんのかね?(苦笑)何度でも書くけれど、日本経済、そして日本の金融機関は世界一健全であることは疑う余地は無いんです。そして、今の時点では、きっと世界一裕福な国になりつつもある。そこの認識がないから、世界へ貢献もできないんじゃない?こんな状況なら、日本が先頭に立って「世界経済を立て直そう!」って、錦の御旗を振ってもいい。
さて、世界経済はこれから徐々にリセッションになるでしょう。でも、TV報道のような極端な方向にはならないし、あの人達が勝手に予想してる状況など来るはずもない。国力の差が徐々に顕著化していって、日本が世界経済のけん引役になることは、もう間違いのない状況でしょう。こんなときに、元気をださないで、一体いつ元気出せと言うの?
ちなみに、評論家、アナリストのなかでもミスター円といわれる「榊原英資氏」だけは、日本は絶対に大丈夫!って力説してたなぁ・・・。この人、国際交渉力もあるし、頭もいいし、大臣やればいいのにね(笑)。バカボンのパパより全然いいと思うけどね。
Posted by 有海啓介 | この記事のURL |