日本が覇権を握る日も近し

October
13
2008

 「日本の銀行が次々にアメリカの金融機関を買収し、世界金融の覇権を握る・・・・」そんな日が来ることが、いよいよ現実的になってきた。「日本の金融機関も危ない!」なんて連日TVで危機感を煽りっぱなしの評論家やアナリスト達なんて、本当に要らないと思う。こういう人達って、何の根拠があって危機感を煽ってるのかね、無責任にも程があるね。それどころか、ここまでくると「日本の金融機関は世界一ダントツで健全」になったんだよ。それがわからないのかね、こういう輩は。。。。(苦笑)

 

 実際、日本の金融監督庁はね、鬼よりも冷酷だからね。何を狂ったのか、小泉-竹中コンビは、アメリカ、ブッシュのM奴隷と化してたからね、アメリカが「金融機関を厳密に精査して自己資本率の少ないところは整理しな!」とか「お前たち、証券や不動産は時価評価しなきゃ認めないよ!おらおらおら、さっさとやっておしまい!」ってな調子で命令する。「はい、はい、わかりました・・・・・」とばかりに新自由主義という今世紀最大の搾取システムの片棒を担いだ。その結果、次々に金融機関を破綻させ、取引企業はまとめてRCCに強制収容。落ちた自己資本比率にたいし、国民の税金を湯水のごとく注ぎ込んだのよ。

 

 ちなみにこの金融監督庁という役所、「小さな政府」とは裏腹に年々肥大の一途を辿って、いまや日銀なんかよりはるかに権力がある役所になった。ある意味では「省」よりも上。当然財務省なんか相手にもされない、非常に危険なお役所なんだ(苦笑)。体験してるからね、良くわかるよね(苦笑)

 

 しかしこうなってはその金融監督庁の厳しい責めのお陰で、日本の銀行というのは非常に健全な状態が続いているんだね。そのお陰で日本の銀行はちょっと厳しい企業には融資しないから、いつまでたっても国内景気が良くならないんだけど(笑)。だけど、アメリカやヨーロッパも金融機関は?中国やブラジルは?

 

 酷いのはアメリカでね、時価会計だの自己資本率だの言ってたくせに、蓋をあけたらボロボロ!サブプライム問題もきっかけだったけど、次々に発行する債券証券価値なんかみんなインチキだったことが発覚しちゃってね、右往左往してるんだ。日本のバブル崩壊のときは、不動産価値そのものの下落が直接の要因で、銀行の財務内容が悪化したけど、アメリカは保有する債権証券はすべてインチキ格付け、株価は暴落、融資先の保有する債権証券もインチキ格付け、とまぁなんとも救いようのないマジックショー(イリュージョン?)のネタばれ!財務内容の時価評価しなさいよ!引当金をたっぷりと積んで、健全な自己資本率を維持しなさいよ!焦げ付き融資先企業は、劣化した融資先企業は容赦なく潰しなさいよ!

 

 どうせまたインチキ発令してやらないだろうけどね(苦笑)アメリカには小泉-竹中コンビみたいな、他国の言うことを真に受けるような「M奴隷」はいないからね。

 

 こうなったら、日本の金融機関がね、アメリカの大手をみんな買っちゃおうよ。っていうか、すでに東京三菱UFJは本気だし、野村だって本気だしちゃう感じだしね。痛快!壮快!だね、こりゃ。

 

 世界中、お金を預けるのは、日本の銀行しかないってじきに解るだろうね。何年もかけて「ペイオフ」なんて真面目に導入しちゃった国だからね。ところが世界中「預金は全額保護します!」なんてやっちゃってる。大笑いだね。G7で中川大臣が「日本も預金全額保護しますよ」って言えば面白かったのにね。

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |