ため息でちゃう・・・

October
12
2008

 日曜の朝っぱらからTV各局は「世界的な金融恐慌」「日本も危ない!」という話題ばっか。もう煽る、煽る。煽りまくってる!こういう時ってね、ポジティブに発言するというのは、凄く勇気が必要だと思った。もう例外なくどの評論家もアナリストも「悪い話」ばかりしてるからね。だいたい今は将来に対してネガティブ派が9割以上というセンチメントになってるからね、そういう発言しないと「孤立」しちゃうんだよね。困ったものだね、こういう人達は・・・・。

 

 でもそれ以上の腹立つのは、アナウンサーども。キャスターとかね、その種の類が「このままでは日本は大変なことになります!」とか「まさに、今、金融恐慌なんです!」とか、騒ぎ立てること。こういう無責任かつ無根拠な発言がね、視聴者のマインドを誘導しちゃう。そうすると意見が非常に偏る現象がおきちゃってね、危険極まりないと思うなぁ・・・。

 

 僕は日本がそれほど将来を悲観する必要など、まったくないと思ってるし、アイエヌジーの皆さんにもそうお話しています。だから社長も思い切って凄い企画を打ち出してくれたのだと思います。凄い度胸というか、僕よりも数段上かも・・・(苦笑)

 

 日本は今までも何度も危機を乗り越えてきたし、これからも絶対に克服してゆくでしょう。そんなこと、当然だよ。アメリカなんて今回の件では、本当に信用なくしちゃったけど、サブプライムだけが原因じゃないでしょう?隠れていて出てこなくなったけれどね、アメリカは膨大な「戦費」がある国なんだもの。それはそれで凄い数字だって、先日ある本で読んだ記憶がある。なるほど、と思いましたよ。

 

 今回のサブプライム問題で数百兆円という膨大な負担を国民に強いることになった。けれどそれ以前にもう確か200兆円くらい強いちゃってるから。その上戦争で亡くなるのは国民なのだしね、普通なら反対世論が急激に盛り上がるはず。ところがそういう世論を「お金」で封じ込めちゃった。新自由主義 → グローバリズム → 金融資本主義 → 小さな政府 → サブプライム → 好景気、という具合に「お金」で国民を釣ったんだ。国民だけでなく世界中が釣られちゃったけど(苦笑)。

 

 平和憲法のおかげで、日本は釣られることはなかった。ただし、アメリカの言いなり政治家ばかりだから、だいぶ国民の貴重なお金を献上したのは事実だけど。国内の金融機関だって、アホな順に被害はそれなりです。一番は「農林中金」。ここは破綻確実なくらい深手を負ってるね。そのほかにもいくつか名前でてるけど、どこも「余ったお金の運用が出来なくてサブプラ債権へどっぷりと投資したアホ金融機関、アホ機関投資家」だもの、仕方ないね。だけど、それだけですよ、日本は。

 

 日本は、「原材料輸入 → 製品輸出」という貿易立国で、だから世界経済がダメになるとモノが売れなくなっちゃう!って、評論家諸氏は叫ばれてますが・・・。それだってきわめて根拠のない怪しい議論だねぇ・・・。グローバリズムでね、世界中同じような条件でモノをつくってるのならわかりますが、すでに日本製品なんてほとんどすべて高級品という扱いか、もしくは日本でしか作れないモノだから。それに日本のシェアなんか凄く小さくなっちゃってるから、極端に影響が出るのは、今のうちだけですよ。最初はマインドが冷えるから仕方ない。でもこれで原材料価格が下落するから為替は相殺されます。そんなにビビる必要なんかないのね。

 

 あとは、国内。政府はサブプライムショックによる緊急経済対策を慌ててやってるけど、あんなの「普通の経済対策」で、本来ならいままでやられていないのが間違いなんだよ。政治家ってほんとに真面目にやらないねぇ。もう20年も国内景気は沈没したままで、国民は大変な思いをしてるっていうのにね(苦笑) だから、日本は全然平気です。このことを確かめたいなら、今、書店に出向くと、「世界恐慌!・・・」なんていうタイトルの本がたくさん置いてあります。読めば、「ね?だから言ったでしょ?危機がくるって。」的な、「僕は偉大な予言者・・・」的な内容なんだけど、損なのは無視してもいろいろ数字が書いてあります。アメリカの負債額とか・・・・いろいろ。日本と比較すると桁が全然違うのね。なら、「日本はこうすれば全然平気」って書けばいいのにね(苦笑)。

 

 ピンチはチャンス、とも言えるから、今の日本はチャンスなのでしょう。それは大いに賛成です。チャンスが来たのだから、もっと元気出していかないとね、チャンスを見逃しちゃうよね。何も問題ないと思います。うちの会社(とあえて表現しますが)は、いい感じ。社長の企画も凄い元気でますよ(僕でも考え付かなかったなぁ・・・・・苦笑)

 

 

 

 

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |