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キム・ヨナ発言、日の丸映像、日本製アニメ……どんどん変えちゃう
捏造・改変なんでもあり! やっぱり変わらない韓国メディアの「反日無罪」=西村幸祐
(SAPIO 2009年5月27日・6月3日号掲載) 2009年6月8日(月)配信
スポーツやアニメは反日捏造の手頃な題材
日本国内では広く発達したネットを利用して、一部のメディアが繰り返す反日的な意図を持った報道を、検証し批判する文化が定着しつつある。ところが、韓国ではそのような文化は皆無だ。既存のメディアも、ネットも、どこを向いても反日一色で、それ以外の意見を見ることなどできない。すべてが、まず反日ありきではじまっている。むしろ、なんでも反日に結び付けて視聴者や読者に迎合しようと考えているのではないだろうか。
反日政策をとった盧武鉉政権を継いだ李明博政権は「韓日はひとつの経済圏として発展すべき」という発言に見られるように、外交面で前政権のように表立った反日政策は取っていない。それでも、いまだにスポーツやアニメ・芸能などで反日が噴出するのは、それらが反日という俗情と結託するメディアにとって手頃な題材だからであろう。つまり、メディアも大衆も、反日のきっかけを常に探しているのだ。
そもそも、韓国初代大統領の李承晩は、日本文化の禁止や親日派処分など積極的な反日政策を取り、日本の主権回復直前に、一方的な李承晩ラインを設定し竹島を簒奪した。以来、いついかなる政権でも、竹島を韓国領として既成事実化を進める姿勢には変わりがない。現在の韓国は、建国から一貫して反日をひとつのアイデンティティとして成り立ってきた国家であり、政権が、表面上はともかく根底には常に反日的な民族主義志向を持っていることを忘れてはならない。もとがそのような国なのだから、時代が変わろうとも、左右のどちらが政権を取ろうとも、反日感情が止むことはないし、反日のためならどんな捏造報道でも許されてしまうのは、ある意味、当然だ。
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