「東京温泉」が民事再生法申請　負債331億円

  サウナや飲食店を経営する東京温泉（東京都中央区）が東京地裁に民事再生法の適用を申請したことが２９日明らかになった。申請日は２８日。帝国データバンクによると負債は３３１億円。日本サウナ協会によると、同社は東京・銀座に日本初のサウナを開業したという。現在はＪＲ東京駅八重洲口地下に店舗（現在の店名は東京クーア）がある。サウナや飲食店は、継続して営業している。

  同社は５１年、銀座に蒸し風呂やミルク風呂、宴会場などを備えた大浴場・東京温泉を開業。はとバスのコースになったこともあったという。銀座の店舗は多目的ビルに建て替え、飲食店などを展開した。しかし、バブル期の株式・不動産投資やゴルフ場開発の失敗で経営が行き詰まった。

  ｢asahi.com｣　2004年10月29日

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