銀座に風呂屋が出来た。しかも四階建ての堂々たるビルである。詳しくは東京温泉株式会社センターと称しトルコ風呂、千人風呂、砂風呂、坊主地獄、コンヨク?さてはキヤバレー、ホール、麻雀クラブ、食堂酒場の類に至るまで、モダン浮世風呂といつた設備バンタン湯女にあらずミス・トルコ五十余名が色とりどりのサーヴイスで料金百円から御用とお急ぎでない方は「一度はおいで、お湯のなかにも花が咲く」と謳う。都電三原橋、地下鉄銀座下車。
玄関の部分が円形のデザインになっているところなど、当時の建築のモダンさを感じます。
「東京案内記」の案内文は興味深いです。
これによると、東京温泉にはいろいろなお風呂があり、トルコ風呂はそのうちのひとつだったということでしょうか。
「ミス・トルコ五十余名が色とりどりのサーヴイス」、開業当初からミス・トルコという呼び名が定着していたようですね。
(当コメントが別の記事に出てしまったため、こちらで投稿のやり直しをしました。本来の投稿時間2007.10.13 08:12:56です。流一)
東京温泉のサービス内容は開業時と閉店の時期ではずいぶんと変わってきているのでしょうね。ぼくはなにも知らなかったので「東京温泉」という名前から健康ランドのようなものを考えていました。