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ホッとニュース 【6月7日04時24分更新】
白山でもオタマジャクシ降る? 中島に続き、深まる謎
木島さんによると、6日午前7時半ごろ、自宅近くの駐車場に車を止めようとしたとこ ろ、体長2、3センチのオタマジャクシが駐車場や別の車のボンネットの上に落ちている ことに気付いた。周辺住民と一緒に探したところ、隣接する民家の庭も含め、約5メート ル四方の範囲に約30匹を発見。いずれも垂直に落ちたように水平につぶれていた。現場 に水や泥などはなかった。 同駐車場を利用する会社員石川順子さん(47)によると、5日午後8時ごろ、駐車し た際に異状はなく、オタマジャクシは5日夜から6日朝の間に落ちたとみられる。道路を 挟んで駐車場の前に住む石川さんは5日夜、「『ドン』という音がし、家が揺れたような 感じがした」と話している。 気象庁によると、局地的な竜巻などの気象現象で、オタマジャクシが水田などから吸い 上げられ、落下する可能性は考えられる。ただ同庁は「状況を聞く限り、竜巻の可能性は 小さい。オタマジャクシの落下は報告例がない」としている。
同庁の観測データによると、七尾市でオタマジャクシ約100匹の落下が目撃された4 日午後4時40分ごろも、白山市で見つかった6日午前7時半ごろも大気の状態は竜巻が 発生しやすい不安定な状況ではなかった。竜巻が局地的に発生した場合、通常は黒い積乱 雲の目撃や強い風などを伴うというが、両ケースとも同様の現象は目撃されていない。 同庁によると、過去には伊豆諸島で海上竜巻が発生し、海水が吸い込まれる現象が観測 された。今回のケースも局地的な竜巻が発生し、オタマジャクシや水、泥などが一緒に吸 い込まれた可能性は残り、「重さが違うオタマジャクシだけが分離され、空から落ちた可 能性はある」としている。 白山市徳丸町はアピタ松任店に近い住宅地で、周辺に水田が点在する。駐車場付近に高 い建物はない。最初に見つけた木島さんは「オタマジャクシは投げつけたようなつぶれ方 ではなく、人為的ないたずらのような感じはしない」と話している。
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