ブラジル東部レシフェ(CNN) リオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス(AF)機が大西洋に墜落した事故で、ブラジル軍は7日、搭乗者17人の遺体を収容したと発表した。
ブラジル海軍と空軍が記者団に語ったところによると、このうち9遺体はブラジル軍、8遺体はフランス軍艦が収容した。遺体はいずれも、ブラジル沖1100キロの海域で発見された。また、空軍報道官がCNNに語ったところによれば、同海域で6日に見つかった機体の翼や荷物、航空チケットの入った皮製ブリーフケースなどはいずれも、墜落機のものと断定された。
1日の事故から時間がたっているため、遺体や残骸(ざんがい)はこの間に海流に流されたとみられ、正確な墜落現場は不明。飛行データやボイスレコーダーは水深6000―8000メートルの海底に沈んでいる可能性があり、回収は難航が予想される。
ただ専門家によれば、すでに収容された遺体の検視結果などから、機体に爆発があったか、空中分解したかどうかなど、なんらかの手掛かりがつかめる見通しだ。