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2009年3月11日 (水)

不法入国を正当化しようとして子供を出汁に使うように見えるが気のせいか ─不法入国の温床を断て─

タイトルどおり、子供を出汁に使って同情を買うしかないので見苦しいが、実際それしか訴えるところがないので余計に見苦しい。
そもそもこの問題(「出頭のカルデロンさん父を強制収容 母は仮放免延長」(asahi.com))は、不法というか違法入国を行ったこと自体に問題があるのだが、こんなものは我が国では日常茶飯事である(とはいえ島国だから陸続きの国よりは少ないが…)。にもかかわらず、こんなに大きなニュースになっているのは、子供を出汁に使っているほかに次の重要な問題を指摘できる。

  • 不法入国した人の相方が日本国籍を持たない。

要は、このようなゴネ得と言おうか、不法行為をやむなく認めることは実際にはたくさんあるのだが、不法入国した人の相方が日本国籍取得者なら、たとえ不法入国者であっても「日本人の配偶者等」などという資格で居座り続けることが可能なのだ。もちろん、その子供は日本国籍を取得することも可能なので、強制国外退去になろうはずもない。

今回の問題で運が悪かったというか、ここまで追い詰められたもっとも大きな要件は、誰も日本国籍を取得していないという事実である。人道的な配慮として、我が国で生まれ育った子供だけは対象から除外するというものもあったが、それすら一方的な我が儘で拒否している。そもそも難民でも何でもない不法入国者で、かつ我が国の法律を長年無視してきたという重大な事実を無視するわけにはいかない。入国管理局としては最大限の譲歩すら蹴られたのだから、強制退去の選択しか残らないのは必然だろう。

しかし、問題はこの一件だけではない。不法入国は日常茶飯事に行われており、それが野放しになっているという事実である。未だに船底に忍んでやってくる人々は、中国福建省方面をはじめとしてごまんとある。ここでしっかりとした対策を立て、不法行為を正当化する似非人権を排除するだけのコンセンサスを得、きちんと対応し入国される方々への配慮をすることが求められる。正当に入国されても不法入国者を見るような目で見られるのは、お互いにとってよくないことなのだから。

コメント

私も同じようにおもいます。罪を犯した親が服役していたとして、警察に対し、いっしょに住みたいから出獄させろというようなものかと。
それはないだろうとおもいますね。

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