☆ね年…旅の支度ができたら、重荷を負わぬように身軽で
☆うし年…夏の暑さが米を作り、冬の寒さが麦を作る。困難が平安を生む
☆とら年…桐の花青々としたるが、近づけば虫多し。得意に穴がありがち
☆う年…花は五分咲き、酒はほろ酔い。度を越さぬように
☆たつ年…渓水の音声、これわが友なり。旅行して喜び多し
☆み年…善を行わんとせば、門を叩き賢人に聞け
☆うま年…臥龍も雲雨を得れば池中より駆け上る。小人物と侮ってはいけない
☆ひつじ年…自分の過去の実績を口にしてはもう役に立たぬ人となったり
☆さる年…清涼なる池上に月明らか。これ汝の心性、清き姿なり
☆とり年…初夏に舟を浮かべて湖水に遊ぶような象。理想を追うて現実を忘れるな
☆いぬ年…海にゆくも山に登るも、わが家にあるごとし。自然と一如の妙境
☆い年…若松常に青しといったように、断固前進して可なり
(松雲庵主)