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太陽活動は弱まっている

地球温暖化の唯一の原因は太陽の輻射熱だから、太陽活動が弱まれば、温室効果ガスがどうなろうと地球は寒冷化する。そして2008年から太陽活動は弱まるサイクルに入り、そのエネルギーは1928年以来最低の水準になる、とNew Scientistは予測している。

他方、ベルギーの太陽黒点数データセンターの観測でも、黒点の「相対数」は今年は4月までの暫定値が1.2と、1810年以来の低水準を記録した、と朝日新聞は報じている。太陽の黒点数は太陽活動の指標であり、地表温度と高い相関がある。17〜8世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなど「ミニ氷河期」に陥ったという。同じように黒点の減少が長期間にわたって続くと、寒冷化が起こる可能性があると研究者は懸念しはじめている。

広大な宇宙の摂理の中では、人類の活動が与える影響はよくも悪くも微々たるものである。「人類が地球を救う」などという発想は、西欧的な自民族中心主義の変種にすぎない。
コメント ( 14 ) | Trackback ( 1 )
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コメント
 
 
 
ぜひ、そうであってほしいと祈っております (上石)
2009-06-07 08:17:48
 先生の説か、解説は、当面の人類にとっての救いです。
 
 
 
自然との関係の決定基準 (knutberlin)
2009-06-07 11:00:49
別のところで1週間ほど前に見ましたが、若干複雑な気持ちです。温暖化運動のほとんどは理屈のとおらない、政治目的の隠された、要するに仕方のないものなので、こういう決定的な反論根拠が出てきてざまを見ろと思います。ただ、自然を無制限に毀損することは自分自身にもよくないと思います。たしかに温暖化反対による自然保護の効果と費用(あるいは負担の公平、効率)を考えると、温暖化反対を通じて自然保護しろとは思えません。ただ、それではどういう考え方、あるいは原理がありうるかと思います。市場原理には馴染むとは思えないので。
経済が安定した欧州各国では動物愛護や自然保護におどろくほどのコストをいろいろな形(とくにボランティアによる)で支出していますが、そういうことは中国をはじめとするその他諸国で当面は行われるとは思えません。西欧の自然支配姿勢もひどいものがありますが、非西欧の利己主義に基づいた自然破壊、他への配慮のなさもひどいもので、規模や性質としては、そちらのほうが問題におもえます。
 
 
 
Unknown (soudenjapan)
2009-06-07 11:02:09
太陽活動が弱まっていながら、それでもなお、冒険家 野口健が言うようにヒマラヤ8000メートル付近で雨が降ってるということは、科学者の予測以上のペースで温暖化が進行しているということでしょう。
 
 
 
一度できてしまった流れ (g00g00d00ls)
2009-06-07 11:42:32
川の流れの様に、一度できてしまった為政者による「地球温暖化=二酸化炭素増加が原因」の流れは修正するのは難しいでしょうが、ダイオキシンの時の様に誰もがうすうす嘘っぱちである事に気付けば誰も言い出さなくなり、自然消滅するでしょう。その為には数年間、気温が下がる事による経済の打撃が一番目を覚ます為には有効になってしまうのかもしれません。どちらに転んでもあまり良い話ではないですが。。。
 
 
 
どちらかである。 (まさき)
2009-06-07 12:32:15
温暖化か寒冷化か?
どちらでもかまいませんが(この先30年ぐらい地球がもてば良いだけなので)、当たれば儲かります。

温暖化で儲けようとしている人々が多いので、逆張りの寒冷化で勝負します。
 
 
 
温暖化 (K)
2009-06-07 12:39:59
日本語だと西村肇さんの
http://jimnishimura.jp/compre.html
ほんとうはどうか 二酸化炭素による地球温暖化
地球温暖化計算の詳細
現代化学2008年2月号
がわかりやすく説明されています。
 
 
 
hirata (Unknown)
2009-06-07 15:11:33
朝日の記事には、
>太陽活動には数百年周期の変動も知られる。17〜18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなど「ミニ氷河期」に陥った。東京大宇宙線研究所の宮原ひろ子特任助教は「ここ1千年でも活動の極小期が5回あり、前回が1800年ごろ。歴史的には、そろそろ次の極小期に入ってもおかしくない」と指摘する。

とありますから、温暖化の議論と同列に考えることはできないでしょう。
まぁ、100年近くも寒冷な気温になるんだとしたら今すぐ温暖化どうこうを緊急に議論する必要も?かもしれません。
 
 
 
Unknown (bondra12)
2009-06-07 15:29:10
太陽活動は11年周期のサイクルで「次のサイクルは太陽活動が弱い」かもしれないという内容が最初の段落の参照記事の主張だと思います。二酸化炭素が増え続けているというのは11年周期よりもっと長期の傾向であるので、少なくとも一段落目の記事から二酸化炭素の排出規制は無意味であるという結論にはならないのでは。
 
 
 
太陽と宇宙線 (加藤)
2009-06-07 16:51:09
ちょっと前のScientific Daily では全く逆の説が唱えられています。
太陽活動が弱まっても、雲を作る粒子(perticle)の影響は弱いそうです。ちなみにこの記事のハイライトが5月1日付のScienceに載っているそうです。

"The basic problem with the hypothesis is that solar variations probably change new particle formation rates by less than 30 percent in the atmosphere. Also, these particles are extremely small and need to grow before they can affect clouds. Most do not survive to do so,"

http://www.sciencedaily.com/releases/2009/05/090511122425.htm

 
 
 
氷河期が来るのを信じるのも危うい (元理系)
2009-06-07 17:05:21
IPCCが提示してるように、本当に温暖化がおこっているとすると(測定の信用度の問題は勿論別にありますがおいておいて)、それを太陽の輻射熱だけではとても説明できません。
太陽からの輻射熱は、過去約30年間測定されています(それ以前の測定は精度が低い)が、太陽黒点数が多いとき(100個ほど)と太陽黒点数が少ないとき(10個ほど)のときの輻射熱の差は、0.1%程度で、温度に換算しても0.2度ほどしかありません。
黒点数減少と寒冷化の関連性は、現時点では科学的に説明しきれないもので、単なる経験則です。ですから、この度の黒点減少は、黒点減少と寒冷化の関連性を確かめ、理解する好機ではありますが、「氷河期が来るから何とかしなくちゃ」と騒いではいけません。それは、CO2削減派がやってるのと同じことになります。
 
 
 
塵に等しい (intelhaittel)
2009-06-07 18:09:33
>広大な宇宙の摂理の中では、人類の活動が与える影響はよくも悪くも微々たるもの

この点について面白いサイトを見つけました。
ttp://www.asahi-net.or.jp/~zq9j-hys/Data9.htm
太陽から5分間に地球にふりそそぐエネルギー量は、1990年に全世界が1年間に消費したエネルギー量の3倍以上だそうです……
計算方法でかなり変わるんでしょうけど。
 
 
 
Unknown (kk8n53m)
2009-06-07 19:17:48
そもそも地球が知的生命体の寄生先として本当に適しているのかどうかすら判りません。ディスカバリーチャンネルで「地球を壊してしまったら代わりはない」というコピーが昔ありましたが、寧ろ積極的に太陽系の外に資源を探しに行かないといけません。
 
 
 
Unknown (FF13攻略)
2009-06-07 20:10:04
これから温暖化はどうなるんだろうと思っていましたが、次は寒冷化ですか。
地球はどのくらい持つのでしょうかね。
 
 
 
温暖化 (くず)
2009-06-07 23:01:57
小生は温室ガスが温暖化の原因とは言い切れないという立場です。
たぶん熱は地熱から変わっていきますから、実際の気温に影響がくるのは時間差があると思います。
夏至や昼12時が最高気温ではなく、8月や14時くらいが最高気温ですからね。

地球をロケット噴射で1万kmくらい太陽から遠ざければ、相当涼しくなると思いますよ。
 
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