捜査車両追突　２人重軽傷

　７日午前４時１５分ごろ、神奈川県厚木市妻田北の国道４１２号で、厚木署地域２課の男性巡査部長（４７）の運転する捜査用ワゴン車が、追跡中のミニバイクに追突した。ミニバイクは転倒し、後ろに乗車していた同市内の県立高校３年の女子生徒（１７）が腰の骨を折る重傷。運転していた同市内のアルバイトの少年（１８）も足に軽傷を負った。

　同署によると、男性巡査部長は午前４時１０分ごろ、２人乗りの交通違反をしている少年らのグループを発見。停止を呼びかけて、赤色灯をつけ、サイレンを鳴らして約１・５キロ追跡し、左の路地に曲がろうと減速したミニバイクに追突した。車内に置いてあった地図がブレーキ部分に入り込み、ブレーキが踏み込めない状態だったという。同署は、自動車運転過失傷害の疑いで、男性巡査部長から事情を聴いている。

　同署の渡辺敏郎副署長は「追跡は適切な職務執行だった」と話している。