2009年6月7日 20時7分更新
久米南町で地元出身の社会主義者・片山潜の生誕150年を記念する講演会が開かれました。
片山潜は、久米南町出身の社会主義者で明治から昭和の初めにかけて、労働運動などに取り組み、晩年は、当時のソ連に渡って共産主義の国際組織、コミンテルンの執行委員会の幹部として活動しました。
講演会は、ことし片山潜の生誕150年を迎えるのにあわせてその業績を多くの人に知ってもらおうと地元の人たちが開きました。
講演会では、片山潜の娘・やすさんのもとで日本とソ連の交流事業にかかわってきたロシア人のエリザベータ・ジワニードワさんが講師を務め片山潜の生い立ちや世界を舞台にした活動について説明しました。
この中では片山潜がレーニンやスターリンとも交流し、葬儀の時はスターリンがひつぎを担いだことやモスクワで天ぷらを友人に振る舞い、ふるさとを懐かしんでいたことなどが紹介され、訪れた人たちは熱心に講演に耳を傾けていました。