岡山放送局

2009年6月7日 20時7分更新

梅雨前に岡山市で防災訓練

梅雨の時期を前に、岡山市で大雨で河川が増水したことを想定した防災訓練が行われました。
この訓練は、梅雨や台風の季節を前に水害に備えようと、岡山市が毎年行っているもので、岡山市北区を流れる旭川の支流の河川敷には市内の消防署の署員や消防団員など、あわせておよそ300人が集まりました。

訓練は、大雨で川の水位が上がりはんらんの危険があるという想定で始まりました。
まず、消防署員が川の状況を調べて、どのような対策が必要かを検討し、地元の消防団に出動を要請しました。

消防団員たちは、消防署員の指示に従いながら袋に土を詰めて土のうをつくり、川の堤防に積み上げていました。
また7日の訓練には、地域の住民も加わり、土のうを作ったり積み上げたりする作業を手伝っていました。

岡山市の大雨に備えた防災訓練に住民が参加したのは3年ぶりだということで、市では、今後もこうした訓練を通して水害に備えるとともに、住民の防災意識も高めていきたいとしています。