川西市などで無理やり車に押し込むなどして女性3人に乱暴し2人を連れ去ろうとしたなどとして、強姦(ごうかん)やわいせつ略取未遂などの罪に問われた同市火打、運転手、藤田利一被告(35)に対する判決公判が4日、神戸地裁であった。東尾龍一裁判長は「何の落ち度もない被害者に多大な恐怖感を与えた」として、懲役10年(求刑同13年)を言い渡した。判決によると、藤田被告は07年11月~08年9月、通行中の女性を運転する車に引きずり込むなどして3人に乱暴し、逃げようとして転倒した2人にけがをさせるなどした。【吉川雄策】
〔神戸版〕
毎日新聞 2009年6月5日 地方版